少し前に読了。

 

香君 上・下  (著)上橋菜穂子

 

 

 

 

 

違う世界から、初代「香君」によってもたらされたという「オアレ稲」。

 

この「オアレ稲」は、丈夫で、収穫量が多く、美味しいという奇跡の稲で、この稲のおかげで、ウマール帝国は富み、強い力を持ち、多くの国を従え、繁栄をしている。

 

「オアレ稲」への見解の違いにより、国を追われることになった藩王の孫・アイシャは、普通の人が感じない香を感じることができる能力を持っている。

 

様々な困難を経て、アイシャは当代の「香君」のもとで働くことになる。

 

丈夫であったはずの「オアレ稲」に虫害が発生し、帝国に危機が迫る…。

 

という物語で、とにかく引き込まれて読んだ。

 

物語で、「オアレ稲」の特徴が紹介されている部分を読むと、ふと、「遺伝子組み換え食品」のことが頭に浮かんだり…。

 

便利すぎるものに依存すると、それが無くなったときに大きな痛手を受ける。

色々なことを考えさせられた物語であった。

大変おススメ。

 

物語に登場する「美味しい物」もも魅力的だった。(太字は本書からの引用)

 

ライナおばさんは、炊き立てのご飯を大きな深皿に盛ると、その上に、ふんわりと焼いた卵をのせ、香草を刻んで鶏ガラの汁に漬けておいた塩辛いタレをかけまわして(略)

 

ふんわりと焼かれた卵と、タレが沁み込んだご飯を匙で混ぜてから口に入れると、香草の良い香りが鼻の奥に広がった。

 

刻んだ香草を鶏ガラの汁で漬けた塩ダレが、生みたて卵のコクと絡まり、粒がたつように上手に炊けているもち米のご飯に、とてもよく合った。

 

うむむ。これは食べてみたい。

味は天津飯のイメージなのだろうか。スクランブルエッグ様の卵がのっているイメージなのだろうか。

 

先ほどのは、山奥の農園での食事で、

次は、とある島の食事である。

 

白身魚を骨ごと煮てあるチブという汁物は魚の黄色い脂が浮いていて、初めて見たときは生臭いのではないかと思ったのだが、恐る恐るすすってみると、柑橘系の果物の良い香りと酸味が効いていて、まったく生臭さは感じなかった。

 

ナブという大きな木の実を半分に割ると、桃色がかった果肉と、甘酸っぱい汁が溢れ出るのだが、そのナブの汁と果肉も汁物に入っていて、これがまた深いコクを生み出している、

 

芋の粉を練った薄焼きを、その魚の汁物につけて食べるのが、その島の定番の昼食のようだった。

 

うーむ。

魚の汁物に柑橘系か。

カボスとか、柚とかそういうイメージなのだろうか。

「芋の粉を練った薄焼き」は、小麦粉で作った「ナン」とは違う食感だろうなあ、と妄想は膨らむ。

 

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いろいろ美味しいものを食べている。

 

新潟の「百花園」の洋風な羊羹。

 

 

「生キャラメルの羊羹」と「生チョコの羊羹」

 

 

美味しい。これは、又、食べたい。

両方とも美味しいが、「生キャラメルの羊羹」はキャラメルと白あんが合わせているとのことで、和と洋が良い感じに混ざり合っているという感じ。一般的な羊羹よりクリーミーな感じ。上にのっている乾燥いちじくも合っている。

 

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名古屋の「亀広良」の「華氷」。

 

 

高橋朋子氏の「minamo」のお茶碗で。

 

 

 

寒天の表面に薄く、パリっとした氷砂糖のコーティング。

 

 

これは、食感が独特。癖になりそうな感じ。