読了。

 

住宅巡礼・ふたたび  (著)中村好文

 

本書を読むきっかけになったのは、昨年末に読んだ『火山のふもとで』である。

建築に関わっている人、建築好きの人などが、この『火山のふもとで』を読めば、登場人物のモデルが誰か気づくようだ。

 

どんな方がモデルになっているのだろうと調べたところ、

主人公が就職した「村井事務所」の先輩所員「内田さん」は、建築家の中村好文氏がモデルであろうということだった。

 

そこで、またまた調べてみると、中村好文氏の書く文章は大変味わいがあり、読みやすいという評判である。

それなら、読んでみたい!と思った次第。

 

本書は、私でも「あ、この住宅、どっか(書籍、テレビ、ネット、展覧会など)で見たことがある!」という有名な住宅の見学記録である。

 

たくさんの写真と、中村氏によるイラスト、文章で構成されており、大変分かりやすい。

 

このイラストを見ていると、舞台芸術家・妹尾河童氏の『河童が覗いたヨーロッパ』を思い出した。

妹尾氏がヨーロッパで泊まった部屋を、真上から俯瞰した様子を描いたイラストが掲載されており、それが精巧でとても味があったのだ。

 

本書の中村氏によるイラスト、見取り図も大変味わいがある。

また、住宅に対する視線も魅力的である。

 

例えば、安藤忠雄氏の「住吉の長屋」についての章。(太字部分は本書からの引用)

 

中村氏は「住吉の長屋」についての評論、見学記など多く読んでいたものの、住宅の「住み手」について詳しく書かれたものはなかったという。

 

しかし、「住み手であるこのお二人こそ『住吉の長屋』という住宅に暖かい血を通わせ、人肌の温もりの感じられる名作住宅として成り立たせている立て役者であり功労者なのに、どうしてそのことを誰も書かないのだろう?」と思われたそう。

 

なので、「住吉の長屋」の章には、住んでいるご夫婦の暮らしぶりについて細かに書かれている。

例えば、笑い声がコンクリートに反響している様子、時計の掛けてある場所、姿見の取り付け場所、などなど。ふむふむ、なるほど…。

 

ルイス・バラガンの「バラガン自邸」も取り上げられてあった。

この「バラガン自邸」は、原田マハ氏の「あなたは、誰かの大切な人」で登場人物が訪れ、興味を持ち、「 世界の名作住宅をたずねる ルイス・バラガンの家」を図書館から借りて読んだ。

 

見に行きたいけど、メキシコかあ~遠いよなあと思った記憶がある。

 

バラガンが住宅に用いる色彩の美しさは知っていたが、家具へのこだわりについての中村氏の解説は、中村氏自身も家具を自作されているので詳しく、深く頷きながら読んだのであった。

 

「あとがき」を読んで、びっくり。

本書は、雑誌の連載を単行本化したもので、それを担当したのが『火山のふもとで』の著者・松家仁之氏だったのだ。

 

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1月20日に神保町に行った。

 

 

あちこちで、このような雪の像の制作真っ最中であった。

こちらは完成品か。

1月21日から22日まで「神田小川町雪だるまフェア」が開催されていたようなので、

それか。

 

雪だるまが作られているところを見ながら、私は「御菓子処 ささま」に向かった。

 

 

おお、久々であることよ。

1月の生菓子を「爆買い」。

 

 

「花びら餅」があった。ギリギリセーフ?

 

 

しっかりと味噌の味がして、なんだかほっこりする味だった。

 

こちらは「老松」という和菓子。これは意外な食感で美味しかった。

器は、上のお皿をひっくり返したもの。

 

 

「トライギャラリー おちゃのみず」で開催の

「ぴょんぴょん跳ねる 脇山さとみ、矢島操、村山亜矢子 三人展」にて

求めた脇山さとみ氏の作品である。

 

このウサギの面を上にして飾られており、

スタンディングスタートから踏み出したようなウサギに魅かれて眺めていると、

作者の脇山さとみ氏が、ひっくり返しても使えると話してくださった。

両面使えるお皿なのだ。

 

この写真は、その翌日くらいに食べた「松葉最中」。

「ささま」といえば「松葉最中」。

 

 

こちらも両方とも脇山さとみ氏の作品。