東京国立近代美術館に行ってきた。
昨日は上野、今日は竹橋である。私もやるなあ・・・
私は「美術館は行けるときにさっさと行く」決心をしたので、実行。
今日も大変天気が良い。
これは美術館前の様子。このあたりの桜はまだ、まだな感じであった。
入り口近くの写真撮影コーナー。
今回も、この写真の「築地明石町」、そして「新富町」と「浜町河岸」の3作が大きく取り上げられている。
2019年12月に「鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開」を興奮して鑑賞したことも記憶に新しい。
今回は、「生活をえがく」、「物語をえがく」、「小さくえがく」と3章でそれぞれのテーマで展示されている。
第1章「生活をえがく」の一番最初の作品は、
「初冬の雨」 明治29(1896)年
焼き芋屋さんの店先の様子。
その隣に「十一月の雨」 昭和30(1955)年 (上原美術館所蔵)
こちらにも焼き芋屋さんが描かれ、お隣に絵双紙屋さんも描かれ、手前に花売りのリヤカー(?)も描かれ華やかな雰囲気。
そして、その隣に「絵双紙屋の店」大正8(1919)年 (弥生美術館所蔵)
出展目録に、清方が残した☆表示の自己評価が記載されおり、この作品は☆☆(やや会心の出来)だそう。
鏑木清方というと、美人を描いたものが頭に浮かぶが、日常がモチーフの作品がとても素敵であった。
わっ、ポストカードがあったら欲しい!と思ったのが、描表装の2作品。
「弥生の節句」 昭和9(1934)年 東京国立近代美術館所蔵
「端午の節句」 昭和11(1936)年 東京国立近代美術館所蔵
・・・が、ポストカードは無かった・・・。残念。
このあたりで、図録を買う決心をして、メモを取るのをやめて、○印や「欲しい」、「良い」などの言葉しか書いていない。
「鰯」 昭和12(1937)年 東京国立近代美術館所蔵
「寮の春雨」 昭和17(1942)年 福田美術館所蔵
六曲一隻の屏風。手前に舟、女性が2人木戸の前に立ち、訪問するところか。横を向いた女性の顔がとても綺麗。
全体的に黄土色が使われており、とても素敵。
第2章「物語をえがく」では、
「小説家と挿絵画家」 昭和26年(1951)年
これは、泉鏡花が「三枚続」という小説の原稿を持って、清方宅を訪れた時の様子が描かれている。
清方は、机の前に座っており、その机の上の様子まで細かく描かれている。
本展覧会には、作品の細部を撮影した動画が放映されており、その動画にこの作品も紹介されていて、机の上に、大変気になるものが・・・
図録の解説を読むと、「机の上には筆や硯、水滴、文鎮などの他、表紙に梧桐の葉を廃した博文館刊行の『一葉全集』も見える」とある。
筆が差してある筒と、硯の間にある○で囲った部分のものである。
私には、小さな座布団に乗せられたワンちゃんの(ぬいぐるみとは考えにくいので)像??に見えたのである。
水滴は、その左のものだろう・・・。じゃあ・・・何?何のためのものなのか?
図録の写真はそう大きくなかったので、この程度にしか見えない。
この作品は、展示が「通期」とあるので、次回、展示替え後に訪れる決意をしているので、そのときに単眼鏡で拡大して観察することにする。
第3章の「小さくえがく」では、
「朝夕安居」 昭和23(1948)年 鎌倉市鏑木清方記念美術館所蔵
「卓上芸術」の名作という、この作品は明治20年代の東京の下町の夏の朝、昼、夕の3つの場面を描いたもの。
朝は新聞入りや、道を掃除する少女、井戸端で洗面しつつ語らう人々。
昼は風鈴屋さん。とても華やか。今年の夏は風鈴が欲しいかも。
夕は行水や、ランプの手入れをする女性、「むぎゆ」と「さくらゆ」と書かれた大型の行灯が置かれ、その周りに縁台が置かれて人々が寛いでいる。
この「卓上芸術」という言葉は清方が名付けたもので、小画面の作品をいうようだ。
図録の「コラム③小さくえがく」から引用すると、
「ひとり机の上に広げて、手もとで親しく味わうような鑑賞スタイルを想定」していたそうである。
具体的には、小さな絵巻、画帖、挿絵などだそう。
「手もとで親しく味わう」、良いなあ!そこに美味しいお菓子とお茶があればさらに良い!
というわけで、ミュージアムショップでは図録を購入。
「築地明石町」推しですね。
左が図録で、真ん中がチラシ、右がチケット(オンラインで購入しても入口でこのチケットがいただける。これは嬉しい)
この図録がまた・・・・重かった。
和楽+婦人画報の厚さだった・・・。膝の上で開くことは難しく、机の上でないと見られない。
やっぱり「卓上芸術」だからか?!
小休止の後、「MOMATコレクション」を鑑賞した。





