読了。

本書は、毎日新聞の日曜版に2018年4月~2020年6月まで連載されたエッセイをまとめたもの。

 

炉辺の風おと  (著)梨木香歩

 

主に、著者の八ヶ岳の「山小屋」での生活が綴られている。

 

この「山小屋探し」のエピソードも大変興味深かったのだが、

「今から十数年ほど前」として綴られていた「忘れ難い家」のことに大変心を動かされた。(太字部分は本書からの引用)

 

元の家主は学者で、亡くなった後、遺書に従い勤務先の大学に寄贈され、その後売りに出されたらしい。

 

低い大谷石の塀の向こう側から庭木が緑陰をつくり、木製の扉の玄関周りは少し暗めで、家主がいたら門燈に橙色の燈がつくのだろうと思われた。

 

家屋内部の説明にも惹かれた。

 

両方の部屋の間の壁の真ん中に、十センチ四方ほどの小さな窓があった。

 

ご夫婦2人暮らしのお家で、この部屋はそれぞれの個室らしく、

 

それぞれが個人として精神生活を送ることにしていたけれども、互いの健康状態も含め、必要とあらばすぐに動静を確認できるように、繋がりは保っている、小さな小窓はそう語りかけてくるようだった。(中略)個人が一九〇五年(明治三十八年)生まれだということを考えると、驚くべきことのように思える。

 

そして、著者は元の家主が勤めていた大学で講演をすることになり、思い出話を聞いたり、追悼集など読んだりして、家主、家主の妻の人となりなども触れていく。

 

追悼集に、このお家は「帝国ホテルを設計したライトの弟子、遠藤新の次男が設計した」とあり、著者は遠藤楽氏とという「親子二代、ライトに学んでいた建築家だった」と調べていく。

 

「縁」を感じ、素晴らしい建物、お庭で、著者は購入するかどうか、ドキドキしながら読み進めていった。結果は・・・・

 

家探し、「山小屋」での暮らしと「アネックス」建築について読んでいると、住まいや、暮らし方についてしみじみと考えた。

 

*************

 

最近、大ヒットに思ったスイーツ。

「ヴェリーヌ ショコラミント」

 

 

私がこちらのショップに立ち寄ると、なぜかいつも「最後の1つ」なのである。

 

公式のインスタグラムによると「チョコミントのムースのドームをミントジュレで閉じ込め、チョコレートクリーム、ミントクリーム、チョコレートのジェノワーズを重ねました!」とのことである。

 

私は、チョコミントが大好きなので、大変美味しくいただきました。

期間限定とのことなので、いつまで店頭にあるか・・・もう1回くらい食べたいなあ。