図書館の書架で、発見!

翻訳家の岸本佐知子氏の新しいエッセイである!といっても2019年10月発行のものであるが。

 

ひみつのしつもん  (著)岸本佐知子

 

本書の「あとがき」によると、雑誌『ちくま』の連載が18年目になったとのことだった。連載を収録した前作『なんらかの事情』が出てから7年とも書いてあった。

こちらは、『ねにもつタイプ』が1冊目で、本作で3冊目ということだ。

 

「あとがき」に「自分がこの七年間なに一つ進歩していないことに気がつく」とあったが、いやあ・・・・確実に「進化」というか「深化」していらっしゃると思った。

 

筑摩書房Webサイトでは「いっそうぼんやりとしかし軽やかに現実をはぐらかし、机の上から宇宙の果てまで自在にひろがるキシモト流妄想術の技の冴えをとくとご覧ください!」と紹介されていた。

 

本書は確かエッセイの括りだと思っていたが、もはや「創作」の域ではないか。小説ではないかと思う。「軽やかに現実をはぐらかし」とは言い得て妙。

 

まあ、そんなことはどうでも良い。

私もやや「妄想癖」があるので、かなりズブズブと岸本佐知子氏の世界にはまり込んだ。ものすごく面白かった。

 

赤毛のアンも想像力によって、様々な困難を乗り越えていた。やっぱり、「想像の余地」は必要なものである。

 

本書に、著者の岸本氏が何年かに一度、日記をつけるが長続きせず、日記のノートは「行方不明となり、数年後にひょっこり発掘されたりする。先日もそんなふうにして一冊見つかった」とあり、その内容がいくつか紹介されていた。

 

生きていても大して楽しくないやと思いながら新宿駅を歩いていたら、向こうから「地底人」と書かれたTシャツを着た人が歩いていた

 

この部分を読んだ時に、もう、涙が出るくらい笑った。

 

私は、今から26~7年前に、中国の北京市の自由市場(今はないかも)だったか、中国国内のどこか観光地だったか、記憶がまばらだが、お店の方に(しつこく)声をかけられたりして、少しウンザリと警戒しつつ歩いていたのだと思う。中国での滞在に倦んでいたのも知れない。

 

その時に、観光客らしき、金髪・碧眼の大柄な男性「西洋人」が、「没有銭」(お金がない)と大きくプリントされたTシャツを着ているではないか!

 

その姿を見て、妙に楽しく、元気も出てきて、「没有銭」Tシャツが欲しくて、欲しくて探し回ったが無い。

 

その後も色々なところで探したが、いまだに見つけられない。

 

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最近の私の大ヒットなお買い物。

 

 

「はにさっく」という。はにわの形をした指サック。

この写真は「出稼ぎ」先で撮影した。紙ベースでの仕事だったので、「はにさっく」を持って参上。

年齢とともに、どんどん指から油が抜けていって、紙がめくりにくい。

今まで、指サックなど使ったことがなかったが、使ってみて、本当便利だった。