読了。

「江戸の暮らし」がイメージできるよう、可愛いイラストを使って、将軍の政務から庶民のペット事情までを紹介している。

 

イラストでよくわかる 江戸時代の本  (著)ミニマル+BLOCKBUSTER

 

江戸時代の武士は、家格や役職の有無によって暮らしぶりは様々で、一部の役職に就いている者を除き、多くは「3日勤め」だったらしい。

この「3日勤め」は、2日勤めて1日は休み。その程度の仕事しかなかったらしい。

 

下級武士になると多くは仕事が無く、アルバイトの生活をしていたそうだ。

アルバイト(内職)として、傘張り、金魚の養殖、朝顔の栽培、提灯・凧張り、鈴虫の養殖などが紹介されていた。傘張りはドラマでも描かれていて知っていたが、金魚や鈴虫の養殖も内職だったとは。てっきり趣味だとばっかり思っていた・・・。

 

イラストで、ある町奉行の1日が紹介されていた。

・朝起床

・10寺に江戸城到着、業務の指示・打ち合わせ

・14時過ぎに町奉行所

・15時頃、町奉行所で訴訟の処理、3~4時間

・夕暮れ時に私邸に帰宅。夕食。

なるほど。7~8時間くらい働いていたのだろうか。

 

庶民の3度の食事内容もイラストで紹介されていた。

〈朝食〉

炊きたてのご飯、わかめの汁、漬け物、八杯豆腐

〈昼食〉

残りの冷やご飯、めざしいわし

〈夕食〉

残りの冷やご飯の茶漬け、漬け物

 

こう見ると、朝食が一番豪華。

「八杯豆腐」は人気の総菜だったよう。

調べてみると、お椀に水6杯、醤油2杯、酒1杯の「8杯」で煮た豆腐料理のようだ。

ネットでは、大根おろしが添えられているものもある。うむ。作ってみよう。

 

庶民でも比較的気楽に行くことができた旅行先として「大山詣り」が紹介されていた。

大山阿夫利神社が目的地で江戸中心部から直線距離で55キロほど。大山道と呼ばれるルートで徒歩で行く。帰り道に江ノ島観光も楽しんだようだ。

ふうむ。気になる。

 

又、田中国三郎という江戸郊外の農民の伊勢参詣についてイラストで紹介されていた。

・村人から現在の16万円以上の餞別金を受け取り出発

・東海道を西に進む

・伊勢神宮に到着、各宮への参拝、見物。

・奈良・大坂を経由して、現在の香川県の金比羅宮に参詣。

・さらに広島県の宮島に寄る。

・大坂、京都、中山道を経由して帰路に付くが、多くの名所に立ち寄り観光。

・最終的な旅行費用は、現在の約36万円ほどに。

 

凄い!江戸時代に「お伊勢参り」が流行していたようだが、目的地より遠いところまで足を運び、かなりの移動距離。費用も莫大。

 

この田中国太郎について気になり、調べてみると、なんと、東京都世田谷区教員会による「伊勢道中記史料」という書籍があるようだ。気になる。

 

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お正月なので、花びら餅を食べた。

 

 

お茶碗と茶器は、高橋朋子氏の作品である。