久々の山種美術館である。

 

 

本展覧会は、10月11日のNHK「日曜美術館」アートシーンで紹介され、「うわっ、行きたい!」と思い、ようやく本日実現。

 

 

竹内栖鳳の「班猫」ですね。

 

栖鳳といえば、この「班猫」が頭に思い浮かぶが、

今回展示されていたカエルを描いた「緑池」(1927(昭和2)年頃 絹本・彩色)と、「蛙と蜻蛉」(1934(昭和9)年 絹本・墨画淡彩)を見て、大変引き込まれた。

 

私は、実物のカエルがあまり好きではないが、この2作品のカエルは何度も見入ってしまった。

 

「緑池」のカエルは、まるで緑色の靄のように表現された池の水から頭部を出して、なんとも上品に思え、「蛙と蜻蛉」は、描かれたカエルたちが特に踊ったりしているわけではなく、表情も特に無いように思うが、何となく面白みを感じ、解説パネルに、「風刺的な寓意」を含めているとか、「鳥獣戯画」を連想させるとか書いてあり(多分・・・メモに「風刺的な寓意」と「鳥獣戯画」の2つしか書いてなかった)、やっぱり意味を探ってしまう雰囲気の絵だった。

 

「潮来小暑」(1930(昭和5)年 絹本・彩色)は、最初、中国の南方を描いたものかと思ってよく見たら、日本の景色だった。解説パネルを読むと、栖鳳は揚州の風景と似た潮来を好んでいたとのことだった。ほう・・・。

 

 

小茂田青樹の「雛」。作品も可愛かった。

 

今回はあまりに魅力的なラインナップに図録と絵はがきを購入。

 

 

左上、上村松篁「竹雪」(1977(昭和52)年 紙本・彩色)

 絵はがきでは絶対に味わえないが、岩絵の具のきらきらした感じがとても美しかった。

 

右上、守屋多々志「波乗り兎」(1987(昭和62)年 紙本・彩色)

 こちらも絵はがきでは・・・という感じだが、背景の海の青の色が本当に美しかった。しかも可愛い!

 

左下、福田平八郎「鮎」(1940(昭和15)年 絹本・彩色)

 やっぱり、福田平八郎の絵が好きなんだと思う。惹きつけられる。

 

右下、竹内栖鳳「緑池」、上のほうに感想を書いた作品である。実際の作品はもっと淡い感じだったように思う。

 

このほか、渡辺省亭の「葡萄」(19-20世紀(明治-大正時代) 絹本・彩色)、小林古径「夜鴨」(1929(昭和4)年頃 絹本・彩色)も何度も見た。

 

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山種美術館のカフェも大好きである。

 

 

竹内栖鳳の「艸影帖・色紙十二ヶ月」の「鯛(1月)」をイメージした和菓子「めで鯛」。中はこしあん。

 

 

同行者は、「きらめき」。

杏入りの練り切りで、これが「技アリ」という美味しさ。

速水御舟の「昆虫二題 粧蛾舞戯」をイメージしたものだそう。

 

 

いやあ、美術館ってやっぱり良いなあ・・・と喜びをかみしめ、味わった。