昨日、読了。

本書は、国内外の手仕事による生活道具を紹介するウェブショップ「みんげい おくむら」の経営者による、中国の雲南省、貴州省への買い付けの旅について綴ったもの。

 

中国手仕事紀行(雲南省・貴州省) (著)奥村忍

 

著者が買い付けに行った雲南省と貴州省の町や村が、素敵な写真とともに紹介されている。

この2つの省は、少数民族と言われている人びとが多く住んでいる。

なので、漢民族の中国とは少し、いや、かなり雰囲気が違う。

 

雲南省への旅は、料理家の方も同行していたので、お料理についての記述も多い。

 

気になったお料理は、雲南省の郷土料理という「洋芋火腿燜飯」。(太字部分は本書からの引用)

 

じゃがいもと火腿(中華ハム)、にんじん、ピーマンかグリンピースによる炊き込みご飯。

銅のご飯鍋で作るようだ。

 

著者は、この銅鍋に惚れ込んでいるようで、「独特の丸っこいぽっこりとしたごはんを包むようなフォルムで、実用と見た目のよさを兼ね備えている。よくぞこんな美しい鍋がこの時代に残っていてくれた。あっぱれだ、と言いたい」と書いていた。

 

掲載されている写真を見ると、具材がかなり大きめのサイコロ状の切られていて、どっさり入っている。

 

続けて読むと、

「野菜は事前に軽く素揚げされており、ホックホク。ハムの油分もあるのでお米はつやっつや。ハムの旨味と野菜の甘み。ごろごろした具の食感も気持ち良く」とある。

 

調味料についての記述がないので、インターネットで検索すると、銅鍋や作り方が見つかった。

どうも、味つけしないようだ。なるほど、なので本書に「ハムの旨みと野菜の旨み」としかなかったのだ。

いやあ、食べてみたい。

 

雲南省には、昆明とシーサンパンナ(西双版納)に行った事があるが、その時には食べていないような気がする。

昆明で「過橋米線」という麺を食べて感激し、ホテルに付いていた朝ご飯を食べないで、近くのレストランにわざわざ食べに行ったような記憶がある。確か、この麺にも「火腿(中華ハム)」が入っていたような。

その時は「雲南ハム」と呼んでいたような・・・・。

 

生活道具では、「仕上げは拭き漆で、木目を生かした作り」の「茶葉かご」に興味を持った。

 

「円盤型の蓋付きかご。上下のどちらも真ん中が指を引っ掛けるように穴が空いていて、そこを指で引っ掛けてぱかっと開ける」そうだ。

 

「竹のしなやかさを生かした作りになっていて、蓋がギュッとしっかりと閉まる」

使用する場所によって、適した竹の部位が選んであるようで、「その組み合わせ方がもうお見事」だそうだ。

 

この「茶葉かご」。著者は「旅先へ持って行く茶器セットと茶葉を入れている」そうである!

おお!

特注の中国茶用の小さめの急須や、李朝の白磁の杯2つなどを入れているとのこと。

 

やっぱり、お茶道具を入れる籠は気になる。

 

そして、雲南省にもチベット族が住むところがあり、その文化を知りたいならと「ソンツァムホテル」が紹介されていた。

これはちょっと気になるなあ・・・。

 

いつか行ける日が来ると良い。