行って参りました!ロンドン・ナショナル・ギャラリー展!

 

 

本展覧会は、前売り券などを以前に購入していた方々のみの鑑賞期間が4日間設けられ、その後、6月23日からは日時指定入場券を購入し鑑賞するというシステムになった。

 

日時指定入場券は期間に分けての販売で、まずは6/23~7/5までの販売。

 

会期が10月まで延びたので、今回買えなくてもいつかは買えるだろうと購入サイトを覗くと、午前中と週末はほぼ完売か。しかし、平日の午後2時以降だと割と買えるような状態だった。

 

ということで、なるべく早く訪れたいと、6月24日(水)の午後2時半からの日時指定入場券を購入し、わくわくとこの日を待った。

 

コロナ禍で日本中の美術館が休館しているときにNHK「日曜美術館」で放映されていた「アートシェア」の選出者のコメントの全文が「日美ブログ」に掲載されている。

 

美術ライター・永青文庫副館長の橋本麻里氏のコメントを引用する。

 

実のところ、個別具体的な作品を観たい、というより、美術館へ行きたい、という気持ちが大きいです。何日も前からチケットのデザインを矯めつ眇めつして期待を高め、当日は遠くから見えてくるバナーにいよいよだ、と奮い立ち、自分以外の鑑賞者が夢中で見ている姿に共感したり、ショップを冷やかしたり、帰り道の図録の重さがそのまま充実の余韻となったり……という、全体としての体験を懐かしみ、貴重なものだったと振り返っています。

 

番組を見ているときも、大変共感したが、実際、自分が美術館に行けるんだ!という時になり、橋本麻里氏のこのコメントを何度も思い出していた。

 

例えば、「美術館に何を着ていこう」とか、既に鑑賞された方のブログをチェックしたりとか、「先に『常設展』を見た方が良いか」、「混み具合をツイッターで確認しよう」とか・・・乗り換え案内で自宅出発時間を調べたり、そういうことをしていると本当に楽しかった。

 

又、帰宅後、こうやってブログを書いたり、ブログを書くために公式サイトを見直したり、動画を見たり・・・。

美術館行きは前後も楽しめる。

 

さて、本展覧会でのお目当ては・・・といっても全てがお目当てといって良いほどの作品ばかりだが、まあ強いて言えば、カナレット、フェルメールである。

 

まずは第1章「イタリア・ルネッサンス絵画の収集」で動けなくなる。

素晴らしい作品群である。

クリヴェッリ『聖エミディウスを伴う受胎告知』(1486年)  

本日はイヤホンガイドを借りたので、絵画の背景が分かるので、細かいところまでじっと見てみたくなる。色彩も素晴らしい。

ジョヴァンニ・ジローラモ・サヴォルド『マグダラのマリア』(1535-40年頃)
 
まず、「え?ルネサンスの時代に描かれた絵?」と驚いた。何だかもっと近代的な雰囲気。又、マグダラのマリア自身の表情も現代人っぽく見えて、「こんな人だったのか・・・」(いや、キリスト教関連の知識はほとんど無なので、まあ、初めから「知らない」人だが)

 

フェルメールは、『ヴァージナルの前に座る若い女性』1670-59年頃)

 

フェルメールの作品で現存するものは30数点と言われているので、来日すると見に行きたくなる。本作品は、フェルメールらしい作品か。

常設展に、『聖プラクセディス』が「ヨハネス・フェルメールに帰属」として展示されていた。

 

カナレットの作品は2点。

 

『ヴェネツィア:大運河のレガッタ』(1735年頃)は、安定の魅力。「洛外洛中屏風」を見るように、描かれている人物を一人一人見ていくと大変面白い・・・。

 

『イートン・カレッジ』(1754年頃)は、「え、こんな絵も描いていたの?」という感じである。本展覧会の公式サイトに「監修者が語る!」の動画でも紹介されているので、視聴をオススメ。

 

第7章「イギリスにおける フランス近代美術受容」で気になった作品。

 

ジャン=バティスト=カミーユ・コロー『西方より望むアヴィニョン』(1836年)

 

カミーユ・ピサロ『シデナムの並木道』(1871年)

 

いつもなら、最初ざっと全体を見て、戻って気になる作品をじっと見て、そして最後に「もう一度見たい」と思う作品に戻って別れを告げて会場を去る。つまり3周くらいするのだが、今回は体力的に難しく、1周で会場を去った。

 

美術館での絵画鑑賞も体力・気力ともに鍛錬というか、慣れというか、そういう日ごろからの積み重ねが必要だと思った。

自粛期間中「ダラダラ」し過ぎたかも知れない。

 

 

SNSで評判だった上野駅前の様子。本日は地下鉄で来たので、内部がどうなっているのかは不明。

あまりに変わっていてビックリ。

JRで来ると、信号を渡らないで良くなったので便利かつ安全か。