読了!

 

久々の三浦しをん作品である。

電車やバスの中で読み、何度噴き出しただろう。まわりの人に不審に思われたに違いない。

 

のっけから失礼します  (著)三浦しをん

 

本書は、30代OL向けファッション雑誌「BAILA」連載のエッセイをまとめたもの。

ファッション雑誌の連載だがファッション要素はかなり低く、著者の日常が楽しく描かれている。

 

例えば・・・40代女性編集者Tさんが「野球観戦が好きな人は、脳内で自分の野球人生を築きあげているものなのです」(太字は本書より引用)と言ったそうだ。

 

どういう意味かというと、「自分がプロ野球選手だったら、どの球団に入団し、どんな選手で、どういう野球人生を歩むのか」の物語を作り上げていることらしい。

 

本書では、このTさんが作り上げた野球人生が書かれており、これはぜひ、読んでいただきたい。

そして、Tさんによると「野球に限らず、スポーツ観戦が好きなら、こんなのふつうですよ」とのことである。

 

ほ、本当だろうか。

 

私は、フィギュアスケートのテレビ観戦が好きだ。

自分がフィギュアスケートの選手だったら、そのコーチに師事し、どんな選手で、どういうフィギュアスケート人生を歩むのか・・・の物語を作り上げたことはないなあ・・・・。

こういう選手がいて、こんなプログラムで・・・という想像はしたことがあるが、そんな壮大な物語を作り上げたことはない。

 

それから、居酒屋さんの店員さんが「伝票を下唇の下に挟んで」いたらしい。そして、その状態で普通に喋っていたらしい。これを見て、著者はかなり驚き、色々試みるも出来ず、ご両親に「できるかどうか」聞きに行き、お2人ともできなかった。「BAILA」編集スタッフ10名中2名はできたらしい。

 

私は、なんと出来ます!

ただし、下唇の下に紙は挟めるが、普通に喋るのは無理だった。