五島美術館に行ってきた。

とっても暑かった。

 

 

「動物のかたち」展の最終日ということで、思い切って行って良かった。

 

 

動物は、昔から「豊穣」、「栄達」、「長寿」などを願う吉祥の象徴でもあったということで、動物の描かれている絵画、そして工芸は多くある。

 

☆ メモ ☆

 

「柳桜」 小林古径 大正4年(1915年)頃

 左幅に柳と鷺、右幅に桜と家と犬が描かれており、右幅の犬が何だか賢そうな小学生のような雰囲気。とってもカワイイ。左幅の鷺は「イッヒッヒ」と言っているように・・・見えたとメモにあった。

 

「緑雨」 小茂田青樹 大正15年(1926)

 ぱっと目を惹く、全体的に緑色の絵。上部に大きな芭蕉の葉っぱが描かれ、下部にカエルが1匹。芭蕉の葉に雨が当たって、雨がしたたり落ちる。何だか、心地よい音が聞こえてきそうに思った。

 

 そして、今回、斉白石のエビを描いた作品が3点出ていた。

 

 「斉白石」?何だか妙に見覚えのある・・・色々調べてみると北京市の胡同(フートン)が残っている地域に、斉白石故居があるとのこと。そして、その建物は1984年に北京市市級文物保護単位に指定されたらしい。うーむ。

 検索してヒットした画像を見ると、その入口の佇まいに何となく見覚えがあるというか(まあ、よくある外観なのだが)、なるほど。きっと北京で胡同ツアーに参加したときに、その前を通りかかったのだろう。

 

 斉白石のエビの絵は、年齢によって画風が違うようだ。

 60歳頃は古典に忠実、60歳前半は写実的に、それ以降はエビの透明感、殻の質を重視したらしい。足の本数にも変化があるそうだ。

 今回展示されている3枚の絵は、水墨画で、エビがたくさん描かれ、1匹1匹見ていると楽しい。

 

 このほか、「水滴」という硯に水を注ぐ器が気になった。

 猿や狸や魚、様々な動物を象った水滴が展示されており、これがまた、愛嬌のあるものが多かった。現代でもオシャレな、カワイイ、様々な文房具が販売されているが、事務仕事にもやっぱり、好みのグッズを使いたいところだろう。古の人々も自分好みの「水滴」を選んで使って、ほっこりしていたに違いない。