読了。

 

私は、まちづくりには関与することはないと思うが、

「スカッ」とした読後感のある良書であった。

 

まちづくりの非常識な教科書  (著)吉川美貴

 

本書のサブタイトルは、「35万円で10億円の経済効果を生んだメソッド」である。

著者が、ご主人と共に新潟県村上市で町おこしを行った記録と、そのノウハウを惜しみも無く(いや、ホントに)記したものである。

 

本書は、まちづくりについて書かれたものであるが、その方法や考え方は、日常の様々な事に応用できるような気がする。

 

第3章の「ないないづくりの中からでも立ち上げられる町おこしの極意」に次のような文があった。

 

これまで町おこしの講演や視察で全国400カ所以上訪れたが、どこの土地でも「うちの町には何もない」という言葉を聞く。

(中略)

まず、最初にやめなければいけないのは、この「何もない」と言うのをやめることである。

 

これには、うーーーん。唸った。本当に、本当にその通りである。

この「何もない」というところに、「時間がない」とか「才能がない」とか色々当てはまるよなあ、と。いや・・・。

 

それから、同じく第3章に、助成金申請について書かれていたところがある。

これは、弱小個人事業主で、取引先から頂く仕事で精一杯状態の私であるが、将来、新しいプロジェクトを立ち上げたいとき(そんな日が来るのか?!)に、参考になると思った。

特に、申請書類の書き方。タイトルと記述した文章のコツは、なるほど・・・。

 

「会費・寄付を集めるときのコツ」で、閻魔大王のお堂の修復などの資金集めとして「閻魔様へのゴマすり奉納金」を募集した例が書かれていた。

奉納した場合、特典が付く。

その「特典」の4コースのうち、「5千円奉納で、護摩祈禱で守られる『極楽コース』」にビビッときた。これ、良いなあ。

「3万円奉納で、上記特典にさらに瀬波温泉宿泊券がつく『超・極楽浄土コース』」これも良い!

 

と、ここまで書いて、村上市に行きたくなった。

 

内容にも、文章にも勢いがあり、読後感がとても良い。

自分でも何かできそうな気になる。

まちづくりに関心がなるなしに関わらず、オススメの1冊である。