国立公文書館に行ってきた。

 

 

企画展「江戸の花だより」のギャラリー・トークが本日あるということを知り、ぜひ解説を聞きたいと思って参上!

 

 

実は、「入場無料」なのであった。しかし、展示物はなかなかスゴい。

これは行って良かった!

 

まずは、「江戸名所図会」

 

 

ギャラリートークでは、本展示会は秋の時期だったので秋の名所を描いたページを展示したとのこと。

右側(半分切れているが・・・)は、道灌山(現在の日暮里)での「虫聞き」を描いたもの。

花見、紅葉狩りは今でも行われているが、現在「虫聞き」はされていない。なるほど。

 

私は、「江戸名所図会」に興味を持っている。

白山神社が描かれている「江戸名所図会」のページを国会図書館デジタルコレクションで見て、現在もその名残が十分残っていることに驚いたことを覚えている(それを書いたブログ→×××)。

 

「本物」の「江戸名所図会」が見られた!感動!

 

写真はないが「江戸歳時記」には、隅田川に船を浮かべての「雪見」が描かれていた。

このこともギャラリートークで話題になっていた。江戸の人々は優雅。

 

これは、「江戸遊覧花暦」。

 

 

亀戸天満宮の藤棚を描いたもの。藤の季節に行きたい!

 

「絵本江戸土産」 歌川広重・二世歌川広重 画

 

 

江戸市中と近郊の名所旧跡が描かれている。

解説入りの色刷りの「絵本」。見ていて飽きない。

左下は、「蒲田の梅園」と書いてあった。

 

注目の展示だと話されていた重要文化財「庶物類纂図翼」。

 

 

幕臣の戸田祐之が描いた薬草図集。「本草綱目」所蔵の植物を写生。

 

ちなみに、その「本草綱目」(李時珍 著)も展示。大変貴重な初版本とのこと。

これは附図。

 

 

江戸時代の薬草の研究に大変影響を与えた本書だが、ちょっと絵が・・・・というので「本草図譜」が制作されたのでは・・・とのことだった。

 

解説ボードには、「著者は本書編纂の動機として、内容的に優れた本草書であっても、図は簡略な場合が多く、それに不満を感じていたことを述べています」とある。

 

その「本草図譜」は、これ。幕臣で本草学者の岩崎灌園が著者。

 

 

木版手彩(輪郭を木版で印刷後、手彩色を施したもの)バージョン(昌平坂学問所旧蔵本)。

予算の問題で4冊しか作られず、後は「写本」。

 

「写本」バージョンは、これ。(内務省旧蔵本)

 

 

美しい「本草通串証図」(前田利保編)

 

 

江戸時代には存在していた黄色い朝顔。現代には伝来していないが、2014年に再現に成功したそうだが種はできていないそうだ・・・。

 

 

「奇品家雅見」

斑入りの植物など珍しいものを植木屋さんである増田繁亭が著したもの。

 

江戸の人々の園芸熱を感じた。

 

「庶物類纂の本箱」の解説でギャラリー・トークが締めくくられた。

 

 

横の金具の部分を立てて棒を通して担いで運んだそうだ。なるほど!

 

この後、すぐ前にある皇居東御苑の見学に向かった。(長いので続く)