読了。原田マハ作品が続く。
ロマンシエ (著)原田マハ
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ロマンシエ
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この作品には、ちょっと驚かされた。
主人公が語る形式で物語が進んでいくが、その「語り口調」が、オネエ風というか、いやどちらかというと、夢見る乙女♡風なのである。
その主人公は、美大の卒業作品が優秀だったため奨学金を得て、パリに留学。そしてリトグラフの工房「idem」に出入りするように。
この工房「idem」は作中で「もともとは、『ムルロー』っていう有名なリトグラフの工房で、百年以上の歴史があるんです」、「このプレス機を使って、ピカソも、マティスも、シャガールも、リトグラフを創ったんだよ」とある。
実在する工房で、検索したところ、素敵な工房であった。
主人公は、この工房でリトグラフに魅せられていく。
物語は、「語り口調」からして、ちょっとハチャメチャな感じがあるが、描かれている工房の雰囲気、パリの町並み、登場人物が作る「ブランケット・ド・ヴォー」(「フランス風肉じゃが」と登場人物は言っていたが、検索するとちょっと違う感じ)、工房の隣にあるクレープ屋さん、リトグラフの工程など、情景を思い浮かべると、もう、うっとりであった。
