映画『マイケルムーアの世界侵略のススメ』を見てきた。
いろいろ面白かったのだけど、
ここはやはり「あり得ない!」をしたからあり得ない結果が出たというお話しを。
心屋カウンセラーのかよ子です。
● 「それはないわ」がいっぱい
ムーアに課せられたミッションは、世界のジョーシキを根こそぎ略奪すること―。
今のアメリカに最も必要なものなのだ。
(公式サイトから)
世界のジョーシキと言われるけれど、日本にとっても驚くようなことがたくさんで
決して世界のジョーシキではないような気もしたけれど、
基本、いいなー、うらやましいなー、そんなのあり? あり得ないでしょ!!
ということが多かったような。
中でも面白かったのが最初に出てくるイタリア人夫婦。
彼らにとってのジョーシキは年に8週間もある有給休暇。
消化できない場合はどんどん溜めていくことができる。
しかもランチタイムは2時間。
「夢はアメリカに住むこと」というイタリア人旦那、
「アメリカの有給休暇はゼロだけど、それでも住みたい?」
とマイケルムーアに聞かれて固まる。
アメリカには有給休暇に関する法律がないため、
強い組合がなければ有給休暇ゼロが常識。しかも産休も無給。あらら。
あり得ない!をしたからあり得ない結果になった話しとしては、
○ フィンランドでは学校の宿題を廃止したら、子どもたちの学力が上がった。
かつてはアメリカと最下位を争う状態だったフィンランドの子どもたちの学力。
宿題を廃止し、勉強しない時間を作ったら子どもたちの学力が上がり始めた。
今では世界トップクラスらしい。
○ ポルトガルでは麻薬を使用を非犯罪化したら麻薬がらみの犯罪が減った。
非犯罪化というのは、要するに逮捕されないということ。
ただ、ここだけ真似てもダメで、他の様々な面と一緒に実行するから成果が出るという話しだった。
他にも、学生に借金をさせないために大学の授業料は無料というスロベニア、
給食がフルコースというフランスの片田舎の小学校、
就業時間外に部下に連絡をするのは御法度のドイツ(できない仕組みになっている)、
牢獄なのに一軒家住まい、カギは囚人自身が管理しているノルウェーなどなど、
いろいろな それはないわ! が紹介されている。
印象に残ったのはアイスランドの女性リーダーの言葉。
アイスランドは女性が生きるには最高の国と断言していた。
マイケル・ムーアの印象でも女性が男性と本当に対等の力を持っていると。
商工会議所の前所長だった女性がある調査結果を紹介していた。
役員会に女性が3人いたら文化が変わる。
1人や2人ではダメ。
なぜなら1人ではお飾り、2人は少数派。
3人でグループの力学が変わり、対話の様子や議題も変わる、と。
また身につまされたのはフィンランドの教育に関する姿勢。
フィンランドでは教育を単に知識を注入する場ととらえるのではなく、
教育に深い哲学を持っているのだなぁと。
マイケル・ムーアはアメリカ人でアメリカ社会との対比で描かれているため、
ついついよその国のお話しと思ってしまう面はあるけれど、
世界にはこんな考え方(価値観)もあるんだなあと思った2時間近くだった。
予告編+本編を部分的に抜き出した動画(映画 KADOKAWA)はこちら。
で、私の本業はこちら。
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