工学部・水柿助教授の逡巡 (幻冬舎文庫)
図書館に行って、読みたいと思っていた本に出会いました。
それほど積極的には求めてなくて、あったら読みたいと思っていた、くらいなのですが、やっぱり面白い~。
三冊出ていて、何故か1冊目と3冊目だけ、読んでいたのです。
工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki (幻冬舎文庫)
このシリーズ、文章がとっても回りくどいのです。というか、考えたことそのまま書いたでしょ?という様な感じ。
話もなかなか進まない。
初めて読んだときは、何だか妙だなあと思ったのですが、その変な感じも慣れると面白くなってきてしまった、というのがその昔の感覚でした。
で、何度か読んでいたのですね。同じのを。
2.3年経過。もっとかな。
ついに出会った二冊目。
この巻で主人公が小説家になるのですが、大学の工学部の助教授という設定からか?単にそういう人物なのか、行動、結果が早い。早い。
決めた、やる、できた。
以上!!
ほえ~。
まあ、小説ですけれど、ほぼ、ストーリーは作家さん本人の実話に近いみたい。
森さんの作品を読むと、頭の中の構造の違いを感じます。理系の方だからかなあ?よしもとばななさんによると、天才だから、らしいです。
そういうことなのか!!
あとね、主人公の奥さんとの距離感が面白いのです。
目線というか。わかっているけれど、それを言ってはいけない、とか。諦めではなくて、学習かしら。淡々と、静かな関係。
あとね、珍しくてお!とおもったけれども奥さんとの夫婦喧嘩のセリフの突っ込みどころのリアルさとか。
「そんなの努力っていう?注意力が散漫なんだと思うなあ。アイスコーヒーに、飲むヨーグルトを何回入れた? 腐ってる! とかって怒ったこともあるじゃん」
「それさ、何回いうつもり?恥ずかしいなあ。この前隣の奥さんにそれ話したでしょう?聞こえてきたよ。二人で大笑いしてさ」
会話の噛み合わなさとか。それでも大丈夫なこととか。
あ、噛み合わない会話って、現実では良くあるけれど、小説では珍しく無いですか?この方の小説では、そこにも、衝撃を受けたのです。ほかのシリーズでも、当たり前みたいに出てくるの。
というわけで、そんな、普通とちょっと違う、あら??というところが癖になって、楽しいせかいなのでした。
休日の、ゆるゆる読書の巻。
あれ?夫婦というもの、という題にぜんぜん触れない??
う~ん。
毎日、好きな本が読めて、生きていられたらいいな!って思ったのですね。
あと、自分に興味を持ってくれるだんなさんとかね。
このお話の主人公がなぜ、小説を書こうと思ったか、というところがなかなかいいところついているなあって思ったのです。さらに、それを出版社に送ったくだりとかね。
ふふふ。