連日 アメトピに記事を掲載していただいています。
ボストンの大学院に入った1年目に「英語教育」のクラスをいくつか取りました。私の専門は「バイリンガル」だったのですが、当時の(というか今でも)「バイリンガル教育」は主に移民の子どもたちの教育法や教育に関する法律などを研究する学問で「言語習得」とか「言語教育」となると、アメリカではTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)が中心になります。
私が行った大学院はバイリンガル教育の権威がいて、私はその人の本を読んでその大学院に入ることに決めたのですが、同じ学部にTESOLの世界的権威の教授がいたので、多くの留学生がTESOLのコースにいて、学位を取った後、日本の大学で英語教育を教えているようでした。
日本で英語を教えた経験があり、私自身も英語学習者だったわけですが、英語教育に関してはまったくの素人でした。でも私が取ったクラスではいわゆる「英文法」のクラスがあり、最初に「一体 どうしてこんな簡単なことを大学院で教えるのだろう」と思いました。日本人が日本語の文法をよく理解していないように、アメリカ人も英語を「文法」として理解していません。
娘は今月 SATを受けるので模擬試験の結果を見ていたら どうも英語のWritingの点数が悪いようで問題を見てみたらいわゆる「文法」問題でした。確かに英語がネイティブでスラスラと英文が書けても「文法」を正しく理解していないと間違えそうな問題が多かったです。
私も試しにやってみたらけっこういい点が取れたので、妙に自信をもってしまいました。(ていうか私が自信を持ってもしょうがないんですけどね)それで娘に日本式の文法説明をしたら衝撃的な事実が...
娘は英文法を知らない〜
例えば英語は SVO(主語 動詞 目的語)の順番で、主語が3人称単数だと動詞にsがつく ←これはOK
ではこの中のどれが3人称単数かを見分けるにはどうする←複数かどうかでしょ (まぁOK)
でもIとかYouは単数でも動詞にs つかないよ (「あぁ、確かに」というリアクション)
といった具合で、文法を習わなくてもふつうに間違うことなく書けるわけですが、仮定法とか関係代名詞節とかになるとけっこう選択式問題でどれを選ぶか悩んだりするみたいですね。しかも非常に不自然な長い句が主語だったりすると主語が単数か複数かの見分けが難しくなってくるみたいです。
私はといえば意味とか文の構成とか気にせず、文法の知識だけで解いていくので、娘よりも正解率が高いのかなと思いました。
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