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私は子供の頃からおしゃべりで、小学校の時は担任の先生に「語り部」というニックネームをつけられたほどでした。

今 考えるとその先生はおしゃべりというか生意気な私のことがあまり好きではなかったのかもしれません。それはともかく子供の頃から話すのが上手だと言われていた私からすると、娘は口下手で他の子と比べても幼い印象がありました。

 

何度か書いているように我が子が通った小学校ではスペリングやフォニックスをまったく教えられませんでした。娘がどのようにして英語が読めるようになり、書けるようになったのか、いまだにわからないのですが、娘は良くも悪くもまったく真逆の教育方法で日本語と英語を学びました。

 

まだ文字を媒介としない幼児期のコミュニケーションは親とは日本語で、保育園では英語でした。その頃の娘は英語環境にいる時間の方がずっと長かったのですが、朝のひとときや夕食時、寝る前などの心休まる時間は日本語で、外に出ると英語だったので自然と日本語環境にいる時の方がおだやかな感じになりました。

 

そしてモンテッソーリ教育の保育園に6歳まで通い、現地校には6歳半の時に入学しました。娘は3月生まれなので5歳になるとすぐに日本語補習校の幼稚部に4月から入学しました。そのため、他の日本人家庭のお子さんより現地校に通い出したのが1年半から2年遅かったのです。日本語補習校は日本式の教育方法なので、幼稚部は幼稚園と同じように情操教育が中心で1年生からこくごやさんすうを習い始めました。必ず席についておとなしく先生の話を聞くスタイルの学校を経験してから、とても自由な現地校に入学したのですが、これが逆だったらけっこうキツかったんじゃないかと思います。実際、現地校ではふつうに歩き回れるし、トイレに行きたい時はいつでも行けるのに、日本語補習校ではトイレは原則、休み時間に 授業中の立ち歩きは禁止と言われると「補習校きらい〜」となってしまうお子さんは多いです。

 

現在 高校3年目(11年生)の娘は、今でも口下手だと思うし、自己主張をハッキリするタイプではありません。けれど日本の高校に行けば、勝手に発言したり、自己主張をする機会はないので、体験入学した時も違和感なく溶け込めました。そして「日本語も英語も完璧だね」とたくさんのクラスメイトに言われて、自分のバイリンガル力に自信を持ったようです。

 

少しでも両言語で自己表現できる機会を増やしてあげようと作文コンクールやスピーチコンテストに応募するように勧めていますが英語でのエッセイやプレゼンテーションはまだ自信がないようです。それでもここ数日、娘が英語で書いているアカデミックペーパーを見て、私が大学院に入る直前に書いたものよりずっと高度だと思いました。

 

あまり褒めすぎると調子に乗っちゃうので「ママが大学院に入った時に書いたものよりいい」とは言いませんでしたが、バランスよく両言語を習得したあとは「自信」を身につけたら、さらに両言語は伸びていくのかなと思いました。