バイリンガル能力の測り方

いつもブログにお越しいただき、ありがとうございます。 私の専門は「言語習得」で特にバイリンガル(二言語習得)なのですが、このブログではあまり専門的なことは書かず、日々のできごとを定期的に発信してきました。 これから数回に渡り、アメリカで語学教育に関わった自分の経験と語学の評価法について自分なりの考えを書いていきます。シリーズのタイトルを「なぜバイリンガルの総合言語力は測れないのか」は私が持ち続けている問いであり、この問いの答えを提供するものではありません。また一定の言語力テスト(英検やTOEFLなど)について言及しますが、私はこれらのテストを30年くらい受けていないので あくまで研究者として言語テスト(評価法)を語っているということをご了承ください。


アメリカで生まれ育ち、17歳の我が子が、「日本語能力試験一級(N1)」と「英検一級」の過去問をやってみてどちらの方が簡単だったかですが、結論から先に言うと断然「英検一級」の方でした。

 

これは現在娘が受けている教育水準にも関係しているかと思います。娘の場合、日本語で教育を受けたのは週1回の日本語補習校でしかも中学時代の後半2年間はずっとコロナでオンライン授業、高等部には行かなかったのに対し、英語では中高一貫のかなりレベルが高い学校でしごかれているという状況だからです。

 

現地校のリーディングやライティングはとにかく量が多いし、毎回 授業の前にリーディングのサマリーを書かされているので、トピックによっての出来に差があっても英検のタスクはリスニングも含めて、娘にとってはまったく勉強しないでも臨めるレベルのようです。 

 

では日本語能力試験一級(N1)のほうはどうかというと、やはり漢字語彙には多少苦労しますが、選択式(multiple choice)なので、うろ覚えでもなんとか当たるのも含め合格圏には楽勝で到達できるようでした。 

 

自分の名誉のために言いますと、英検一級の問題でも今でも読んだもののサマリーを書くとか小作文は娘より上手に書けそうな気はします。ただ穴埋め問題や語彙の問題は娘が難なく解いているのを見て「やっぱり母語話者は違うな〜」と思いました。

 

 

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