この夏、いろいろな方と日本で話す機会があり気になった言葉があります。
文脈(ぶんみゃく)
官公庁や地方自治体の方と ある政策や法律、今の状況を話す時に使われていたのですが、数年前には使われていなかった言葉だと思います。
おそらく これは英語のContext (状況 背景 文脈)として捉え、「話の流れ(時間軸)とその背景にある状況」をひと言で言い表すために、コンテクストとカタカナ英語にせずに、文脈をつかっているのだと考えられます。
ただどうしても「文脈」というと「文の流れ 脈絡」を真っ先に思い浮かべてしまうため、抽象的な現象に使われると違和感があります。
外国人労働者の受け入れが拡大し、日本語を話す人が家庭にいないという文脈の中で...
のような使われ方をしていたのですが、これは明らかに「事例」とか「状況」とかの方が適切な言葉ではないでしょうか。
もうひとつ気になったのが コンテクスト という言葉の使われ方です。ハイコンテクストとかコンテクスト依存とか、コンテクスト=場のような意味合いから「場の空気を読む=ハイコンテクスト」のように使われている例を見ました。
言語を教えている時、このContextという言葉はよく使われます。あるひとつの言葉(単語など)が、文の中で別の意味を持ったり、それこそ文脈によって違う使われ方をしたりする際の説明で使うのですが、一般的な日常会話でもよく使われます。
私が言語教育者だから気になるのか、日本を離れて長いから自然な言葉の変化についていけていないのかはわかりませんが、今回気になったので記事にしてみました。
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