今月は 日本での英語学習について50家族のケースステディをご紹介しています。
研究のためにデータ使用許可をもらっていますが、ブログに載せている時に、住んでいるところや学校を多少変えています。
7家族目はこんな方々です。
ご主人 ― トップランクの国立大学医学部卒業 アメリカに研修2年
奥様 ― 私立女子大 英文科卒 英語にコンプレックスがある
お子さん ― 現在上が17歳 下が13歳
このご家族はご主人が独身時代に私の勤務校に2年間医学研修で来ていて今回の私のアンケート調査でも参加者を募るといった協力もしてくださいました。
ご主人は私が知る限り、アメリカ在住の頃はかなり英語に苦労されていました。また医学部に研究派遣で来る方々は家族帯同が多く日本人コミュニティを作る傾向が多いのですが、この人はあまりそういう会にも参加していなかったと思います。私は大学からの依頼で銀行の開設などをお手伝いしました。帰国されてからご結婚され、すぐにお子さんができてもう17歳になると聞き、我が子と同じくらいなのでびっくりしていました。
それはさておき、このご家族は奥様が関西地区の女子大の英文科出身ですが、英語力にはまったく自信がないとのことでした。ご主人もそれほど得意だとは思わないのですが、アメリカに2年住んでいたので、時折 奥様の英語をディスるようでそれがお子さんにも伝わっていると話していました。
お子さんは3歳から英会話スクールに通い、小学校は地方国立大学の附属校を選んだそうです。上のお子さんが中学に入ると英語の成績が落ちていき、英会話スクールから塾に変えたそうですが、なかなかご両親が期待する成績にはならなかったそうです。
ご夫婦とは別々にインタビューをしたのですが、このご家族の場合、お子さんの英語習得にはご夫婦の関係性が大きく影響しているように思いました。
20年以上前、ボストンで日本人の方に英語を教えていたのですが、その時にご主人が「ウチのは英語ができないんで、教えてやってください。」と言ったので驚いたことがありました。日本語で話しているのだから、奥さんが直接電話で話せばいいのに...と思いました。このケーススタディのご夫婦もふたり一緒だと(私が知り合いということもあり)ご主人が奥様への質問にも答えてしまうので、後日別々のインタビューをお願いしました。その時に奥様が「子供の成績がさがると私のせいと言われるのが悲しい」と言っていたのが印象的でした。英語習得に限らず子育て中はふたりのどちらのせいとかではなく助け合ってほしいですよね。
小さい時から英会話スクールに行ったのは習い事のひとつとしてよかったと思うのですが「○年も英語を習っているのに中学に入って英語が得意じゃなかった」というのはちょっと的が外れているんじゃないかと思いました。
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