言語を習得していく過程には段階があり、母語でも第二言語でも同じようなプロセスがあります。
 
よくバケツに水をためて、水がいっぱいになると溢れ出す様子を例えに使いますが、最初は黙って水が溜まるのを待っていて、ある時 いっぱいになるとザーッと外に溢れ出すように 言葉もある時までためないと溢れ出ないと言われています。
 
母語でも学習している言語でも「今日は1つ覚えたから1つ出して、1週間で5つ覚えたらその5つがどんどん使える」というような習得はしません。ひらがなやアルファベットも1日いくつずつ覚えていくというようには習得していかないのですが、なぜか教える側は「小出し」にすることを好みます。
 
小出しにされて教えられたものを「覚えていないと次に進めない」ように教育するとなかなかバケツに水がたまらない状態になってしまい、溢れる前に干からびてしまいそうですよね。
 
また言語習得では自分で文を生成するCreate with languageというレベルに達するまでにはかなりの時間を要します。でも一旦 十分なインプットを得て、たっぷり溜まった状態になると この文を生成することはかなり自然にというか無意識にできるようになります。
 
その「無意識に文が作れる」つまり「丸暗記したものをアウトプットしないで自分の頭で組み立てる」ことができるようになると驚くほど言語運用の幅が広がります。
 
日本で英語教育を受けた多くの人が いざ英語で話そうとすると文が口から出てこないのは、前段階の「インプットを脳に留めて貯めていく」プロセスを十分にしていないからだと思われます。
 
ついつい「今日はいくつ単語を覚えた」とか「フォニックスのワークを何ページやった」とか「なんちゃら試験の何級に合格した」と最初から階段式につみあげていこうとしますが、一歩一歩ステップをあがるというよりは、じっくりためてポーンと高跳びするイメージでまずは最初のステップ(十分なインプット)を再考してみると英語は上達するんじゃないかと思います。
 

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