私は今から30年くらい前に「アメリカの大学で日本語を教え、大学院で学位を取るプログラム」に参加し、ジョージア州に留学しました。
このプログラムを主宰していたのは、日本語が堪能な韓国人の教授でした。
私が何期生だったかは知りませんが、私が参加してから5年くらいはプログラムが存続していたと思います。今でもそのプログラムに参加した人たちはアメリカの学校で日本語教師(あるいは教授)として活躍しています。
このプログラムの参加費用は80万円だったと記憶しています。アメリカまでの飛行機代や研修後の移動費用は含まれていませんでした。
20人くらいの日本語教師を目指す人が最初の2ヶ月くらい、ジョージア州の本当に周りに何もない田舎の大学ので研修を受けました。夏の時期なので、寮に住んでいたのはほとんど私たちだけで、前の年にその研修に参加してその大学に残っていた女性ひとりとなぜかその大学にずっといた主のような日本人留学生の男性がいろいろお世話をしてくれました。
主宰していたのが韓国人教授ということもあり、韓国からの留学生も多かったのですが、おそらく当時(そして今も)大学で韓国語を教えながら大学院に行く留学生の需要はなかったんだと思います。
日本語教育プログラムに参加していた人は大学を出たばかりの人もいましたが、私も含め日本での社会人経験がある人も多かったです。
企業派遣で大学院に行く選考にもれてしまったので、このプログラムに参加したという男性もいました。有名大学を出て日本の一流企業に就職したのに会社を辞めてアメリカの大学院に行くというのはかなりの勇気があったんじゃないかと思います。
私は参加した当時、英検1級に合格していたし、TOEICは満点近く(960くらいだったと記憶してます)、TOEFLは630点だったので 今考えればどこかの大学院に応募して奨学金をもらって入学することは可能だったのかもしれません。
でも当時、とにかく情報がありませんでした。父は40代にイギリスに企業派遣させてもらったり、叔母も海外在住だったのですが、アメリカの大学院にどうやったら入れるのか、学費を払わず通えるのかなどまったく知識がなかったのです。
このプログラムに参加した人たちと、当時(今もあるのかな?)売れていた『地球の歩き方 成功する留学』という本はあるけれど、私たちは『失敗した留学』という本が書けるね、と話したことがありました。
では なぜ私たちがこの留学を失敗だと思っていたかを次に書きます(続く)。