これも前回と同じですが、読み書きは必要がなければ、やらせる必要はありません。
例えば日本語のインターネット記事も自動翻訳で英語になるし、マンガやアニメもほぼ同時に翻訳版がでてくるご時世です。それでも「日本語で読みたい」「日本語で書きたい」と子供が思うためには、言語習得における「文法の内在化」と「母語話者としての本能」が備わらなければなりません。バイリンガル子育てをしている親御さんには言語発達には何が必要なのかをよくわかってもらえたらと思います。
人間は言語を獲得したことにより、他の動物よりずっと知能が高くなりました。
というか、言語を使うと思考をまとめたり、記憶を定着させることができるようになります。さらに「書いたもの」を残すことによって知識の伝達がしやすくなりました。他の動物も親から子へ、様々な生きる知恵を「継承」するわけですが、人間は目の前のもの以外のことも書物を通して伝達できるわけです。
そういう意味で「識字」は人間として大切な能力ですが、必要があれば必ず習得できます。必要外のことをやらせるので、興味を失ったり、キャパオーバーしてしまうのです。
英語の単語が100個正しく読めて書けても、使い方がわからなければ何の意味もありません。その使い方が「文法の内在化」です。
私は第二言語習得の専門ではないのですが、バイリンガル習得でも同じことが言えます。
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