少し前にアメリカで「ことばの教育が創る社会:バイリンガル教育・継承語教育の事例がことばの教育に投げかけるもの」というテーマの学会がありました。正直、この学会がこういうテーマを選んだことにちょっと驚きました。なんとなく今までこういうテーマには一番ほど遠い方々が集まる学会だと思っていたからです。
そこで、私が発表した内容は90年代後半にアメリカで日本語を学びながら、日本語と英語のバイリンガルに育った人たちの現在までの記録です。ちょうど我が子が3−4歳くらいで、どうしたら日本語と英語の両言語を習得してくれるだろうと暗中模索していた時期に出会った大学生たちだったので、10年以上交流を続け、その人たちのキャリアパスを追ってきました。その学会の論文集に寄稿した内容を先にご紹介してから「在外教育施設における教育の振興に関する法律」についての私の意見を書きます。
私の研究発表では、2011年に私の勤務大学の「継承日本語クラス」を履修した学生さんの自伝と、その自伝を2021年に読んだアメリカ在住の日本人小中学生の感想と異世代間の交流の実践報告をしました。
まだ寄稿集は学会からは出版されていないので、ここではブログ用に書き換えて共有します。