私は日本にいた時、バイリンガルと言えば、日本語と英語がペラペラの人、つまり英語ができる人というイメージだけを持っていて、「バイリンガル教育」や「多言語習得」に関する知識がまったくないまま、アメリカの大学院を選んだのですが、これは私の人生最大の失敗だったかもしれません。
というのも アメリカ United States of Americaは、前にも書きましたが、最もモノリンガルが幅を利かせている国だと言われています。お隣の国 カナダは多言語主義が確立されていて、加算型バイリンガルプログラムも充実しています。またヨーロッパの各国では、バイリンガル マルチリンガルが当たり前の環境があるわけです。
アメリカのバイリンガル教育というのは、モノリンガルをバイリンガルにするための教育ではなく、英語以外の言語を話す人に母語よりも英語の習得を重要視する教育、つまりバイリンガルを英語モノリンガルにする教育だったということが、私にとっての最大のカルチャーショックでした。
大学院時代の私の懐かしい〜写真が出てきました。この頃はまだデジカメがなかったのでスキャンしました。
とはいうものの私はアメリカの教育そのものを否定しているわけではありません。アメリカの大学院を卒業したおかげで、国際学会でも大きい顔をしていられます。またどの分野でも論文は英語で書くのが基本となっているので、アメリカで教育を受けたことは自分の財産だと思っています。
ただ「バイリンガル子育て」の場としてアメリカを選んだかと聞かれれば答えはノーです。なぜならこの国で英語以外の言語ができることのメリットを子供があまり感じられないからです。
私は子供をバイリンガルにするために「日本語の尊さ」を教えることを大事にしました。
