前回「次はバイリンガル同時習得の可能性」についての記事を書くと言ったのですが、その前にこちらの記事をはさみます。ちょっと間が空いてしまったのですが、二言語を習得できなかった場合、バイリンガルになるための要因の②である資質(特性)が原因だと思ってしまう危険性について書いてみたいと思います。
「日本人はみんな〜」ということを言いたい時「一億総〜」という表現をよく目にします。私は外から目線で「日本人って〜」と言うのには抵抗があるのですが、私が経験した限りでは、日本人は他の人の「言語の能力」を評価するのが好きな国民のように感じます。
小学生でも英語が上手な子がいれば「英語上手だね〜。」と言うし、日本に長く住んでいる外国人は「何年住んでも『日本語上手ですね。』と言われて違和感を感じる」と言っていました。
帰国子女が多い学校では「英語カースト」なんてものもあって「あのコ、アメリカに5年もいたのにまだ〜〜も知らないんだよ。」とか「帰国子女とか言ってるけど(英語)大したことないじゃん」といった言い合いが横行しているようです。
前にも書いたのですが バイリンガルを特別視するがあまり、「能力=語学力=英語力」ばかりに気を取られてしまう、周りの人の圧にバイリンガルの当事者が苦しめられてしまうのは本当に残念です。
アメリカに住んでいても日本人の方に「英語はどこで習ったんですか。」とか「英語 お上手ですね。」と英語に関して 日本語で質問されたり、コメントされることがあります。私の経験では、こういうやりとりは日本人同士、あるいは韓国人の人とくらいで、他の国からの移民やアメリカ人とはそういう会話をしたことがありません。
もし「英語圏に住んだら、英語ができて当たり前」みたいな考えがなくなれば、何年か英語圏に住んでも英語を習得しなかった人がいても「必要なかったんだね」くらいでおさまるのではないでしょうか。
前に書いた帰国子女への風当たりや日本で英語を話していたときのことについての記事はこちらです。


