このシリーズの2回目にバイリンガルを育成するには3つの要因があると書きました。
その要因は
①環境
②特性(資質)
③動機づけ(本人のやる気)
です。
バイリンガルになりたいと漠然と考えている人が、自分が「バイリンガルにはなれない・なれなかった」とあきらめる場合、主に外的要因、つまり「環境」が整っていない・いなかったと考えます。
例えば日本に住んでいたら「英語圏に住んで、毎日英語を話す環境にいれば自分も英語と日本語のバイリンガルになれたのに」と考える人は多いでしょう。また海外に住んでいたら「もっと周りに日本語を話す人がいて、日本にしょっちゅう行けたら日本語がもっとできるようになって、現地語と日本語のバイリンガルになれたかも」と思うかもしれません。
このような考えの延長線上に
親が日本人で日本語で語りかけをして、英語(あるいは別の言語)が話されている国に住んでいたら、苦もなくバイリンガルになれる
と考える人がいたら、そういう環境に育つ子供に大きいプレッシャーを与えてしまいます。
また次回に書きますが、そのような環境に育った子供、あるいはそういう環境を提供してもらったのに二言語を習得できなかった子供や大人が要因の②にある資質(特性)が原因だと思ってしまう危険性もあります。
よく海外で子育てをしている親御さんから
うちの子は語学の才能がないし、勉強もできないので、バイリンガルになるのは無理なんじゃないでしょうか。
という相談を受けますが、お子さんの認知能力や学習能力を心配するより、第3の要因である
③動機づけ(本人のやる気)
を高めてあげられる方法を見つけられたらいいのに、と思います。
