「バイリンガルになりたい人、なりたくない人、なれない人」というシリーズの記事を投稿しています。これは今から7年前 2015年に日本の大学で講演させていただいた時に話した内容のリメイクです。

 

今から7年前、娘が小学校3年生の夏休みに 日本の小学校に体験入学をさせていただいていた時のことです。

 

娘が学校から泣きながら帰ってきたことがありました。「Chickのお部屋に行ってと言われたけどわからなかった。教室に行ったら誰もいなくて私のランドセルしかなかったからみんな帰っちゃったのかもしれない。」と言っていました。

 

もし下校のあいさつもしないで、娘が帰ってきてしまっていたら学校の先生も驚くだろうと思って小学校に電話をしました。先生方は職員会議中で、その間 地域のボランティアの方が来て、生徒たちは『地区』ごとにわかれてお楽しみ会のようなことをしていたそうです。

 

担任の先生は「去年も参加していたので、すっかりわかっていると思っていました。申し訳ありません。」と電話口で心配そうにあやまってくださいました。

 

娘には「地区」がChick(ひよこ)に聞こえ、保育園でChickクラスだったことを思い出しとなりの保育園(小学校に隣接している学童)に行ってみたそうです。その時 私は「あ〜、バイリンガルの子供は日本語と英語の両方がわかるが故にこういう混乱も起きるのだ」と気付きました。

 

その夏、私は東京の大学で「バイリンガル」に関する特別講義をしました。その際にこのエピソードも話したのですが、バイリンガルにはモノリンガルとは違った理解力、想像力、分析力が備わるのだということを娘の成長を通じて発見し続けています。これからこの時の講演でお話ししたことを少しずつまとめて発信していきます。

 

 

 

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