今朝、自分のSNSにビデオを投稿し、こんなことを書きました。
私の日本語のクラスでは学期末に口頭試験をしています。外国語を学習している学生さんは、時々変な間違いをしてしまって笑いをこらえるのがたいへんな時もあります。でも先生が学生の間違いを笑ったら学生は意気消沈してしまいますよね。長い間、日本語教師をしていると、どんな学生と話しても笑いをこらえることができるようになりました。例えばこんな人が試験に現れても...
ビデオは夫がスターウォーズのキャラのヘルメットをかぶり、時々 私の質問にわざとボケて私を笑わそうとしている2分程度の動画です。
これを見た日本語の先生が
よく日本語の先生が「学生の間違いを笑ってしまった」という話を聞くけれど、日本人の先生が自分の英語の間違いを笑われたらどう思うか。学生たちは先生方の英語に間違いがあっても授業中に「笑ったり」しないのだから、そういうことも考えないといけないですよね。
というコメントをしてくれました。
私も常々、思っているのですが、モノリンガルの親がよくバイリンガルの子供の弱い方の言語の間違いを笑ったり、バカにしたりしているのを見聞きします。でもバイリンガルの子供が親のできない言語の間違いを笑ったり、バカにしたりすることは、反抗期の子供でもない限り、あまりありません。
我が子は幼い頃、日本の人の英語の発音と自分が知っている英語の発音があまりにも違うので、混乱すると自分でその言葉を発音して「これかな?」と考えるクセがありました。おばあちゃんや私の友人だったらいいのですが知らない人にそれをすると失礼だと言ったら小学校2年生くらいから声に出して確認することはしなくなりました。その年から体験入学をしたので、学校でそれをやってしまって友達に嫌がられたのかもしれません。
我が子は日本語でも英語でも理解できる範囲というか許容度が、私たち両親よりずっと広い感じがします。英語っぽい日本語の発音や日本語っぽい英語もかなり理解できるし、自分がわかれば、他の人の言ったことを直したり笑ったりはしません。
そんな娘は「できたら 日本語勉強している子供たちに『(日本人に)笑われても気にしないでいいんだよ』って言ってあげたい」と言っています。
娘が小学生の時、日本から来たばかりの子が英語に自信が持てなくてなかなか話せないと言っていた時「アメリカ人なんて英語しかしゃべれないのに、けっこう間違えるよ」とその子に言っていたのが印象的でした。
バイリンガルの子供や第二言語習得中の学習者は、私たち母語話者には想像もつかないような言い間違いや発音・イントネーションの間違いをすることがありますが、それでもわかってあげられる、それを「間違い」として笑うのではなく理解しようと歩み寄ってあげられることがこれからの世界では必要なのかな、と思っています。

