日本語と英語のバイリンガルに必要なバイリンガル力(最後の字はカタカナの「カ」ではなく漢字の「力」(りょく)です)についての記事の第3回です。

 

アメリカに留学した最初の頃は「大学院」に通うなんて夢のまた夢と思っていました。
 
自分自身が大学院に留学して最初の1年はとてもたいへんだったのですが、何とか1年で修士が取れました。
 
それから20年以上、アメリカの大学に勤務しているとアメリカの場合(日本もそうかもしれませんが)、レベルの高い大学には、学部(Undergraduate)から入るより大学院(graduate)から入る方が簡単だと思うようになりました。
 
正直、アメリカの有名大学の大学院に留学している日本人の方で英語力がそれほど高くない方はたくさんいらっしゃいます。英語力がなくても専門分野の業績があったり、高いリサーチ能力があると大学院に入れることはよくあります。
 
研究分野ではなくプロフェッショナルスクールと呼ばれる法学部(Law School)や経営大学院(MBA)だとかなり英語力が必要とされますが、それはその学位を取った後、実践で働くために英語力が必要になるからです。
 
学部生(Undergraduate)の場合は、広く浅く様々な教科を学ぶのでそれなりに広範囲の英語が必要になりますが、大学院だと自分の持っている知識を別の言語に置き換えるだけなら自動翻訳やAIの通訳機能を使って研究を進めることも可能です。
 
そこで自分が英語圏でいつ(何歳くらいに)どんな生活をするかによって必要な英語力が変わってくると気づいた後は、自分の英語学習経験はある一定の人にしか役立つ情報でないことを自覚しています。
 
TOEFLやTOEICで何点とっていれば、アメリカの大学や大学院に行ってアメリカ人と対等にディスカッションができる、というような指標を目にすることがありますが、そういうテストの点数よりも専門知識とその人の性格が影響すると言われています。
 
ただ大学院進学に必要な語学力は大学(Undergraduate)で必要な語学力より高いというわけではないということは覚えておいてほしいです。

 

 

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