日本語と英語のバイリンガルに必要なバイリンガル力(最後の字はカタカナの「カ」ではなく漢字の「力」(りょく)です)についての記事の第2回です。

 

私はアメリカの大学で外国語としての日本語と継承語としての日本語を教え、言語力の調査をしています。
 
私が日本語を教えた学生の多くは、大学在学中に日本に留学したり、卒業後日本に就職したりしています。
 
英語が母語、あるいはアメリカの大学に入れるレベルの英語力がある学生は日本に行っても英語を使って生活ができたので、日本語はそれほど必要ではなかったと言います。
 
コミュニケーションを取る人同士の言語能力によって、使用言語が決まるので
 
日本語がほとんど話せないアメリカ人と英語が少しはわかる日本人がコミュニケーションを取ろうとすると英語で話すことになります。
 
またそのコミュニケーションの目的を考える時
 
日本語がほとんど話せないアメリカ人が日本に住んで、自分の日本語能力の欠如から自分の知りたい情報が得られない、自分がやらなければならないことがわからない場合、英語ができる人を探して助けてもらおうとします。
 
すると、たいていの場合、英語ができる人=エリート意識があり、日本人の人は助けを求められれば親切に英語で対応してくれます。
 
日本では、自分や家族の英語習得のために、積極的に英語話者と英語でコミュニケーションを取りたいと思っている人も多いので、英語母語話者が英語ができる、または英語を使いたがっている人を自分が住んでいるコミュニティで探すことは比較的簡単です。
 
では日本に住む英語母語話者が、どのくらいの日本語力を持っていないといけないかというと、自分の名前がカタカナで書けて、日本の住所と電話番号を日本語で言えるくらいで十分です。
 
昨日、日本語教師会のワークショップで、アメリカから大学生が日本に行って手書きで漢字を書かなくてはいけないのは「宅急便の送り状」を書くときぐらいだという話がありました。
 
確かに私も手書きを使うのは、日本で宅急便を送るときくらいかな〜と思いました。

でもクロネコヤマトのHPを見たら、わざわざ手書きで書かなくてもLINEのアドレスで送れたりするのですね。

 

よく宅急便を送るとき、電話番号がわからず、LINEで聞いたりしていたのですが、このように簡単にできるのだと知って、ますます手書きでかける必要がないと感じました。

 

英語が国際語として、どこまで普及するかはわかりませんが、英語話者が敢えて英語以外の言語を学んでくれることはうれしいことだし、必要性がなくても楽しめることはたくさんあるので、これからも日本語教育の発展に貢献できたらと思っています。ただ日本語を第二言語や外国語として学習する人に「ひらがなは、こういう風に書けないとダメ」とか「漢字は最低〇〇字は読んで書けないとダメ」という教育はもう必要ないと思うようになりました。

 

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