先週は、今日が締め切りの学会発表のビデオを作成していました。

いつもオンライン授業の動画を録画、編集しているので、それほどたいへんではなかったのですが、共同発表の場合、お互いの声のレベル(ボリュームなど)を合わせなくてはいけなくて そこだけiMovieを駆使しました。

 

今回の発表は 日本語と英語のバイリンガルの子供の発音についてなのですが、英語母語話者の日本語の発音は、イントネーションん(高低)以外に、促音の長さも母語話者と異なることが多いです。

 

日本語は、促音があるかどうかで意味が変わる言葉がけっこうたくさんあります。

 

いた と いった

おこっちゃった と おっこっちゃった

などなど

 

今では ひと昔前の英語アクセントで日本語を

 

〜しは、あーりか人です。

 

のように発音する人はめったにいないのですが、今でも「わたし」の発音(高低)が変な人は多いです。

 

これはもちろん英語話者だと、3音節(以上)の単語だとどこかに強勢(ストレス)を置きたくなるからなのですが、もう一つ日本人は あまり「わたし」という言葉を使わないので、モデルとなるインプットが少ないということもあります。

例えばYouTuberのビデオを見ていても、一人称(わたし、おれ、ぼく など)はほとんど出てきません。

それに対して、英語話者は必ず主語(I や You)を入れるので、日本語で話す時も「わたし」を多用します。

 

ちなみに我が家のバイリンガル女子は「わたし」をめったに使いません。小さい時 自分のことを「ウチ」と言っていましたが、これもほとんど使わなくなりました。

 

以前に日本語が堪能なユタ州出身のアメリカ人に「ユタのおすすめホテル」を教えてもらったら、そのあとユタ州のホテルの広告がたくさんSNSに入ってきたことがありました。

それで

 

私:最近、ホテルの広告たくさん入ってくるんだよね。

友達:どこの?

私:ユタの

 

と言ったら

 

言ってないよ。情報もらしてない。

 

と言われて大笑いしました。

 

「ユタの」が「言ったの?」に聞こえたらしいです。確かにUtahの発音は「言った(ゆった)」に似てますね。

でも実際母語話者は「言った」は「いった」と発音する人の方が多く、これもインプットが少なくて聞き分けができないのかもしれません。

 

そして逆に日本語母語話者の英語は、強勢(ストレス)をおいてほしいところが弱く、すべての音を同じ長さで発音することが多く聞きづらくなることが多いです。

 

実際に機械で解析してみると、[p] [pp]の長さは日本語と英語ではずいぶん差があります。

だからなんだと言うわけではないのですが、こういうデータも言語教育には必要だと信じてコツコツデータ解析しています。

 

今回の研究結果では、英語母語話者の子供でも小学校の時にかなりの時間、日本語のインプットがあれば日本語の促音は正しく発音できるということがわかりました。

 

 

 

 

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