子育てをしていると 自分の子供が「何ができて 何ができないか」を日々 観察することができます。
子供が5歳くらいまでは、身体能力や認知能力(知能)の発達がめざましいので、数日の差で「できなかったことができるようになる」変化があり、その変化が他のお子さんと違うと一喜一憂したりしますよね。
一般的に、自分の子供が順調に成長しているとそれほど心配もせず、詳しく観察したり、ネットで検索したりしないのですが、子供に何らかの問題(と親が感じること)があると「この子 大丈夫かな。」と必死に調べたり他人に相談すると思います。
よく3歳前の検診で、発達の遅れを指摘され、悩んでいる親御さんを見かけますが、90年代にアメリカの大学院で特別教育を学んだ経験から、特に「言葉の発達」に関しては もう少し年齢が上がってからしっかりと診断を受けるほうがいいのでは、と思います。
以前に何度か書きましたが、我が子は3歳前から発達診断をすすめられ、3歳すぎに診断を受け、4歳になる前くらいに療育(セラピー)に通いました。これはアメリカでの例なので日本とは基準や受けられる公的サービスが違うのですが、娘の言語発達は、このセラピーを受けてから数ヶ月後にモンテッソーリ教育のプリスクールに転校したくらいから急に発達しました。もともと身体能力は高い方で、手先が非常に器用でモンテッソーリのワークなどは得意でした。
これは娘が4歳の時に描いたティンカーベルです。
まだ手とか足がちゃんと描けていなくて人相もかなり悪い絵ですが、あまりにもシュールなので取っておきました。この後も色塗りや「正しい絵の描き方」を徹底してやらせなかったところ、7歳くらいで絵がとても上手になり、美術コンクールに出品してもらったりしました。
我が子の場合、6−7歳くらいで手の筋肉がよく発達して、字や絵が自分の思ったように書けるようになったようです。
我が子の言語習得で一番気になったのが「指示を守れない」ということでした。特に指示が2ステップ以上になると、娘はその指示に従えなかったのです。これは日本語でも英語でも同じでした。
例えば「キッチンに行って、りんごを持ってきて」と言うとキッチンには行くのですが、りんごは持ってこないで行ったきりになってしまうとか「これは熱いからさわっちゃダメよ。」と言っても「熱い〜」と言いながらさわろうとするなどです。
療育の先生に「指示は短く。話しかける時は疑問文にして、答えを言わせる。命令ばかりしてはダメ。」と教えられました。
Do not touch. (さわっちゃだめ)
Do you know why? (どうしてだかわかる?)
と聞いて 娘が
Why? とか No. と言ったら
Because it is hot. (熱いからだよ。)
と言うようにしたら、少しずついろいろなことがわかってきたようでした。
あとで気づいたことですが、娘はどちらの言語でもハッキリわからない時、キーワードをもとに何を言っているのかを想像する能力が非常に高かったのです。けれどキーワードがしっかりつかめないと全然違うことを指示されているように思ってしまうようです。これは今でもよくあるので「先生の指示がわからなかったら『私はこう思ったんですけど 合っていますか。』と聞いてから行動してね。」と言っています。これは娘だけでなくバイリンガルの子ども、あるいは母語以外の言語で教育を受けている子によくある現象なので、ちょっとした大人の気遣い(言葉の選択や指示の出し方)で、改善されると言うことを知っていただきたいと思いました。
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