バイリンガル子育て相談2020

ここでは2020年7月におこなわれた「COVID-19後のニューノーマルで期待される新言語教育の可能性」のZOOM会議に参加された方から寄せられた質問に答えていきます。

 

留学生もオンライン受講できるようになるとのことで渡米の必要性は本当に無くなるのか?またそうなることで、教育上のメリット、デメリットは何が出てくるのか?
 
こちらは現在、日本に住んでいる方からの質問でした。7月末の時点で、アメリカ(特にカリフォルニア州)のほとんどの大学が秋学期の授業を全面オンラインにする、と発表していたので、これからはこういうスタイルの受講ができるのかという質問をよく受けました。
 
しばらくの間「密」を避けるために、ハイブリッド方式で、オンラインでも対面でも授業が受けられるというようにしている学校も多くなり、先生にも選択権があったりします。ハイブリッド授業がうまくいけば、今後もこのようにわざわざ留学しなくても自分の国で外国の大学の単位が取れたり、卒業できたりする時代が来るかもしれません。
 
アメリカの大学の場合、「オンラインで単位が取れる」という学校はかなり以前から存在しました。また「正規の授業」ではないけれど、その大学が無料あるいは安価で提供しているオンラインクラスもたくさんあります。それでも大多数はキャンパスに通い、対面授業を好んできたので今後、大学のすべての授業がオンライン化されることはないと思われます。これはあくまで私の勝手な予測ですが、今後 学生や教授陣が対面授業かオンライン授業かのどちらかを選べるようになっても過半数以上は対面授業を選ぶのではないかと考えています。
 
留学生が自分の国にいながら、受講できることのメリット デメリットですが、メリットは何と言っても経費の節約ではないでしょうか。特にアメリカのように生活費が高い国に住んで学習するより、物価が安い国にいる学生にはこのメリットは大きいでしょう。
デメリットは、自分の学生を見ていてもわかりますが、時差の関係で生活習慣が変わり健康上の心配が出てくることです。もちろん昼夜逆転型の生活を送っているから、そのほうがむしろいい という学生もいますが、やはり人間は生物学上、明るい時に起きて、暗くなったら寝た方がいいようです。それに加え、大学は勉強だけをする場ではないので、友人作りや教室内でのコミュニケーションなど、オンラインでは難しいこともあり、もちろん これからは人間のコミュニケーションのスタイルも変わってくるとは思いますが、今のところは「人に会って気軽に話す」ことができないのがデメリットです。
大学によっては、こういうバーチャルの背景を提供して、キャンパスで授業を受けている雰囲気を出したりしていますが、自宅で受講していると、どうしても対面授業の臨場感はないと思います。
 
新学期 特有の「サークルの勧誘」などもなく今年の新入生はちょっとかわいそうです。
 
 
 
 

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