バイリンガル子育て相談2020

ここでは2020年7月におこなわれた「COVID-19後のニューノーマルで期待される新言語教育の可能性」のZOOM会議に参加された方から寄せられた質問に答えていきます。

 

昨年末に日本から越してきました。英語は日本の公立小学校の週1コマ授業のみの経験で家庭では日本語のみの生活でした。現地校に編入してから割とすぐにオンライン授業になりました。この秋からミドルスクールに進学する為英語力に不安を感じています。家庭では夏の間に英文法を少しと英語でアニメなどを見ています。日本語は問題なく補習校の授業を楽しく受けています。小学校高学年になってからアメリカに移住した場合の英語のブラッシュアップ方法が知りたいです。

 

私が初めて日本語と英語のバイリンガル研究をおこなったのは、今から22年前です。ボストン、ニューヨーク、サンフランシスコなどでフィールド調査をしましたが、正直、ミドルスクール(日本の小学校高学年)からアメリカの英語圏に移住した人の調査はしたことがありません。ロサンゼルスの補習校に勤務していても、小学校高学年から転校してくるお子さんにはほとんど会いませんでした。補習校の場合、お子さんの英語力は教員にはわからないし、指導もしないので、日本語の出来がいいと「この子は最近、アメリカに来たのかな。」と思う程度で詳しく言語力などを測ったことがないし、研究論文も読んでいないので、はっきりとしたお答えができません。
 
先日の記事にも書いたとおり、アメリカは高校受験がないので、中学(ミドルスクール)の勉強はそれほど必死にやらなくてもいいという考えもありますが、学校によっては高校で学習するような内容を中学(ミドルスクール)のうちからやっているところもあり、学習内容にはかなりばらつきがあります。
 
現在、中学2年生(ミドルスクールの2年目)の娘の学習内容を見ていると、日本の小学校で週数回の英語の授業を受けただけではかなり厳しいかなという気がします。またこの時期、「外国語」としてではなく「生活言語、学習に必要な言語」として英語を習得するのは認知発達上、一番むずかしいかと思います。
 
今後、アメリカ永住の予定であれば、最初の1年くらいは家庭教師をつけるかプライベートの塾に通い、英語でしっかりと教科を教えてもらうことをおすすめします。ずっとわからないまま何年も学校生活を送ってしまうと、無駄な時間をすごしてしまうので、多少の経済的負担を覚悟して早く現地校での英語による教育に慣れることを最優先してください。
 
私の娘が通った学校はリサーチ校で、独自のカリキュラムと教材を使っていたので、市販のワークブックのようなものは使いませんでした。
ワークブックや教科書を使わない学校に通っていたら、例えば、こういう市販の単語のワークブックなどを使って語彙を増やしていくのもいい方法だと思います。
 
娘は、5年生(アメリカの小学校最終年)に、私立の中学(ミドルスクール)受験のための勉強をしました。
その時はこのpiqosityという無料のサイトで練習問題をしましたが、これをやってみるのもいいかもしれません。
 
アメリカの高校に留学する場合にも、アメリカの高校1年(9年生)は、日本では中学2年の夏からなのでその時期までにかなりの英語力がないと、アメリカの高校での学習についていくのはたいへんです。
もちろん英語がそんなに理解できなくても楽しい学校生活は送れるし、成績もなんとかなるかもしれませんが、成長期のお子さんにはかなり精神的な負担がかかってしまうこともあるのでご家庭での支援が大切です。
私の周りにも高校から単身留学した人がいますが、本当にすごいな〜と感心しています。

 

 

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