よく「世界の大学ランキング」で日本の大学は上位に入れないと言うニュースが出ます。

確かに世界ランキングでは常にイギリスとアメリカの大学が上位を占めるのですが、これは現代のアカデミアが「英語中心」だからです。研究論文は英語で書かないと国際学会では発表できないし、英語でいい論文が書ける研究者はたいていイギリスやアメリカの大学に引き抜かれます。

 

だからと言って、東大が世界大学ランキングの上位校より教育の質が低いわけではありません。

ご存知の通り、日本は国立大学のレベルが高く、私立大学や海外の大学に比べ、学費がずっと安いのが特徴です。

安い学費で質の高い教育を受けられるのが日本の国立大学のいいところです。

 

東大は最近、積極的に海外からの留学生も受け入れ、大学院のゼミによっては留学生が過半数を占めることもあるようです。

私はなぜか工学部の先生とリサーチを一緒にする機会があるのですが、その先生の研究室は必ず留学生が各年に数名います。

 

私の勤務大学の理数系には中国からの留学生が多くいますが、彼らは東大と清華大学や北京大学と私の勤務大学では、清華大学や北京大学が一番入りにくいと言います。彼らの中には自国の有名大学(国家重点大学)に受からなかったからアメリカに留学したという人もかなりいます。おそらくこれは自国だと中国語だけで受験するのに対し、留学生として日本やアメリカで受験するので語学力が高い学生は自国の大学より留学の方がランクの高い大学に入れるからだと思われます。

 

東大は「高等学校までの学習で身につけてほしいこと」を各教科ごとにまとめて説明しています。外国語に関しては具体的にどのレベルまでとは言っていませんが、コミュニケーションが取れる受信力と発信力、そして思考力をあげています。

 

時々「東大生は意外と英語力が低い」とか「東大に受かった人は子供の頃から英語をやっていない」という記事を見かけますが、東大は特に「外国語能力」に特化した人を求めていないので、自ずとそういう人は他の大学を目指し、東大には来ないのではないでしょうか。

 

私は東大を初め、日本の有名大学に入れる人は「バランスのいい人」だと思います。バランスがいい人というのは私の概念では「なんでもそつなくできる人」です。特に何かの教科や分野に特化するというよりはすべての教科がよくできる=つまり試験で高得点が取れる人が、日本の大学受験では有利だと思われます。

最近はAO入試という制度もできてきたので、様々な分野で活躍した人がその特技を活かして大学に入学できるようになってきたので、この傾向は変わっていくかもしれません。

 

もしも我が子がこれから6年間、英語で学習を続けアメリカの有名大学(ランキングのトップ20にはいるようなところ)と東大の両方に合格できたら、私は我が子にぜひ東大に行ってもらいたいです。

それは大学のブランド力とそこで出会う人とのつながりが世界で通用すると信じているからです。

ただ肝心の東大合格に求められる「バランスの良さ」は、アメリカで育っている我が子には特に難しいかな〜と思っています。

 

 

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