昨年の9月に、アメリカで日本語・英語のバイリンガル子育てをしている保護者を対象にワークショップをおこないました。その参加者から寄せられた質問に少しずつ答えていきます。これは、私の先行研究に基づいているものや個人の経験談や私見が混ざり合いますが「ブログ」の性質上、どうかご自分に有益だと思う部分だけ、拾って参考になさってください。
このワークショップでは、すでに日本への帰国が決まっている保護者の方もいらして、日本に帰国してからの「英語力の維持」についての質問もありました。
これには日本の大学からいらした先生が ご自身の家族の経験談も含めて答えていらっしゃいました。
渡米時期や在外居住期間、お子さんの性質、受けた教育の種類などによって千差万別ですが、以下を参考にしていただけたら幸いです。
渡米時期 0−5歳 滞在期間 2年以下 日本に帰国したら、日本人と同じ教育環境(公立の小学校など)に通う。英語は喪失してしまっても当然だと思っていた方がいい
渡米時期 0−5歳 滞在期間 3年以上−5年以下 日本に帰国したら、帰国子女に理解がある学校を探し、ゆるやかに日本語での学習能力を高めつつ、英語の会話力程度を保持することにつとめる
渡米時期 0−5歳 滞在期間 5年以上 インターナショナルスクールやIB校、一条校でも英語に重点をおいた学校を探し、英語で学習ができる環境を保つ
渡米時期 5歳ー10歳 滞在期間 2年以下 渡米時から滞在期間が2年と決まっていたら、塾やオンラインコースなどで日本語による教育の機会をアメリカ滞在中から保つ 帰国後の英語も日本の学校での英語教育で高得点が取れることを目指す
渡米時期 5歳ー10歳 滞在期間 3年以上 日本語による学力が低下していたら、まず日本語での学習に追いつくことを念頭におき、インターナショナルスクールやIB校、一条校でも英語に重点をおいた学校で英語でも教育を受ける
渡米時期 10歳以上 滞在期間 3年以下 1−3年のアメリカ滞在で、現地校で他のアメリカ人と同等の学力があり、英語で学習するのに問題がない場合は、アメリカに残るか日本に帰国しても高校でアメリカに留学する
渡米時期 10歳以上 滞在期間 3年以上 現地校で他のアメリカ人と同等の学力があり、英語で学習するのに問題がない場合は、アメリカに残り 高校卒業までアメリカで学位を取る
以上のパターンが、今のところ成功率が高いようです。幼い頃に帰国子女になった場合、英語の保持は楽しむ程度で、なるべく早く日本の教育にもどしてあげるほうが子供の負担も少なく「英語」に対してポジティブなイメージを持ち続けられると思います。
ランキングに参加しています。
クリックしてくださるとうれしいです。