今週は、訳あって日本の小学校の「国語」の授業の指導案を作る仕事をしました。

対象となる相手は、日本語が母語でない子供と海外で日本語で学ぶ(=補習校に通う)子供です。

 

日本語が母語でない子供の場合、親と共に日本に移民した子供が多いので、家庭での日本語使用度や親の日本語力によって、「語学力」だけでなく「日本文化への理解度、背景知識」にかなり幅があります。同様に海外で日本語を学ぶ子供たちの場合にも、家庭での日本語使用度と、親がどれだけ「教えてあげられるか」でかなり差がついてきます。

 

例えば「ことわざ」 ただことわざを辞典や本で調べて答えを書いてくるだけなら、親に頼らなくてもできると思います。今はインターネットで簡単に何でも調べられるから、携帯やiPadnなどを使って調べ学習はできますが、それを上手に「報告書」として作文に書くとなると、これはとってもハードルが高くなります。

 

 

まず、子供が本当に「ことわざの意味を知りたい」と思ったかどうかで、報告の仕方が変わってきます。そもそも自分が調べたことわざの意味を人に知らせてあげる時、「調べようと思ったきっかけ」「調べた方法」「ことわざとその意味」そして、さらに「自分の考え」を入れたものなんて 小学生に書けるのでしょうか。

 

もし「自分が興味を持ったことを調べて、人に報告する」ための「書く能力」を育成するなら、まず「何に興味があるのか」というトピック選びから始めないと、「ことわざ」が何かもわかっていない子に「興味を持ったことわざを選んで、どうしてそれを調べたいのか、から書き始めろ」というのは突拍子もないと思ったりします。

 

海外での継承語教育。そろそろ日本の「国語」の教科書を無理やり教え込む方法から脱しないといけないと思いませんか。

 

 

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