私は、保護者の方向けのバイリンガルについての講演をする時、よく「個人差」について話し、兄弟姉妹間の比較や他の言語のバイリンガルとの比較を避けるようにお話しします。

 

けれど、自分の子供のことになると、ついつい「もう3歳なんだから...」とか「小学6年生なのに...」のような叱り方をしてしまいます。特に日本語補習校の宿題をしていると、あまりのできなさにイライラして「〜年生なのに、これもできないの?」などと言ってしまいました。

 

もうすぐ12歳になる娘の「欲しいものリスト」は今でも『プリキュアのおもちゃ』や小さい子が好きそうなものだったりします。去年のハロウィンでは「魔法使いプリキュアになりたい」と言ったのですが、もうプリキュアのコスチュームは小さい子用(110cm)しかなく、自分で作っていました。

 

自分自身、ずっと小柄でスポーツが苦手だったので、友達に「チビ」とか「のろま」と言われて嫌な思いをしてきました。我が子は私が子供の頃より、身体的成長が早いのですが、それでも「成長がゆっくりだな〜」とか「まだこんなこともできないなんて」とイライラすることも多かったです。

 

日本に滞在していた時、私が「もう3年生なんだから、自分で髪の毛乾かしなさい」と叱っていると、義母が優しく娘の髪の毛をとかしながら「他人は他人、XXちゃん(我が子の名前)はXXちゃん」と言っているのを聞いてハッとしました。義母はよく「他人は他人、自分は自分」と言っていました。

そういう気持ちになれるまで、ずいぶん時間がかかったとも言っていました。

 

今でもついつい「もう6年生なんだから」とか「もうすぐ中学生なんだから」と言ってしまいますが、なるべくそういう括りで我が子を見ないであげたいと思っています。

 

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