日本人の感覚としては、自分の子供が他のお子さんのものを壊しちゃったりとか、とっちゃったと聞いたら、すぐにお詫びの品を持ってご挨拶に行くと思います。

 

でも、ここアメリカでは、それが返ってアダになることもあると知りました。我が子は成長が遅く、自分のものと他人のものの区別がつくようになったのは4歳を過ぎてからでした。

 

ある日、娘が3歳になる前に、デイケアセンターにお迎えに行くとかわいいジャケットを着ていて、先生に「うちの子は自分の洋服を汚しちゃったんですか。」と聞くと「え?これってお子さんのジャケットはないんですか。」という返事があったことがありました。もちろん取ろうとする気があったわけではないんですが、まだ小さいし、注意してもわからないんだろうな〜、と思いつつも、ついつい声を荒げて叱ってしまいました。

 

それから数日後、クラスメイトのお母さんに「ディズニーの傘を持ってたら、返してください。」というメールがみんな宛に着ました。

うちは、同じ傘を持っていたので、気にしなかったのですが、我が子が他の子の傘を持ってきてしまったことに気づきました。娘は自分の傘と同じだから、自分のだと思って持ってきたのでしょう。

 

勝手に持ってきてしまったおわびに、日本製のキティグッズをあげました。3歳くらいになると「自我」が芽生えるので、自分のものと他人のものをしっかり見極めようとします。成長の遅い娘は、その自覚が低かったようでした。

 

ある日、3人の子供が私にヘアピンを見せて「これってXX(我が子)の?」と聞いてきました。「ちがうよ」と言うと「じゃあ、直接 聞こう」と言って娘のところに行きました。娘は自分のものかどうかわからず Yesと答えてしまうと「You are a liar (嘘つき」と言われてしまいます。

 

これは決して悪質ないじめではないのですが、よく話せる子供が、あまり話せない子供にわざとわかっている答えを言わせるのってどうなのよ???と思いました。

 

もっとびっくりしたのは、ある女の子が我が子の荷物を入れるカゴにわざと自分の持ち物を入れて、我が子が取ったと大人に言いつけ、私に Can I have a Hello Kity bag?と聞いてきたことです。こういう知恵が早く働く子より 成長がゆっくりでもいいから、他の子供とうまくいくようになったらいいな〜、と思いました。

そして、他の子供の言葉を信じて自分の子供が何かを取っちゃったんじゃないかとか、よく確かめもしないで、謝っちゃうのは自分の子供を信用していないことになってしまうので、もっと子供を信じてあげたらよかったです。