我が子が最初に通った補習校は、幼稚園ではまだ、先生の言うことを聞かずにうろうろ歩き回ってもそれほど問題はなかったのですが、1年生になると「立歩き」はもちろんのこと、授業中自分のカバンからティッシュを出そうとしただけで叱られるほど厳しくなり、自由人の娘にはけっこうきつい環境でした。
それでも明るく元気に通っていたのですが、前に書いたようにテストや宿題の採点が厳しくなるにつれ、だんだんやる気が失せていきました。
子供のテストや宿題が自分の視点からすると理不尽に採点されても、先生とやりあえる親は一体どれだけいるでしょう?
「モンスターペアレント」などと呼ばれるのが嫌で、また子供が先生にイヤなことを言われるんじゃないかと恐れて何も言えない人も多いと思います。
私は、自分が教師側の人間として、学生から苦情を言われたり、改善を求められることもありますが、必ず真摯に対応しています。時には辛辣なコメントに涙したこともありますが、自分が成長するためには必要な情報だと受け止めていました。
「先生と生徒・保護者」「教授と学生」という絶対的な力関係が存在する場で教える側が教えられる側を威圧することはあってはいけないと思います。
またバイリンガルの子供をモノリンガルと同じものさしで能力を測ってしまうことや同じレベルを期待してしまうこと
海外で暮らす日本人(または日本人以外)の子供にとって、ある一つの「選択肢」である日本語学習を嫌いにさせてしまうこと
だけは教育者として、絶対にしてはいけないことだと思います。
最初に通った補習校の先生とは最後まで、いろいろやりあいましたが、これは個人の相性と捉えています。この先生には先生なりの教育理念があるのでしょうし、私がとやかくいうことではないと思っています。
最終日(終業式の日)に我が子が先生に「私は来年度からXX学園(他の学校)に行きます。」と言ったそうです。その後、新しい学校でも日本で体験入学した小学校でも「前の先生が厳しすぎたので、他の学校に行くことにしました。」と話したそうなので、本人は私たちに何も言わなかったけど、やっぱり「厳しすぎてイヤだ。」と思っていたようでした。