我が子の人生初のテストは94点の「ひらがなテスト」でした。なぜ100点じゃないかというと見ての通り、「あ」の真ん中の線が直線すぎる、「り」のはらいが十分じゃない、「い」の右の線の向きがよくない、「か」のナナメの線が長すぎる「え」の最後が止まっていない、「き」の最後の線がくっつきすぎている(?)という理由での6点減点でした。

 

おそらく我が子は1年生の時、ひらがなテストや漢字テストで一度も100点を取らなかったと思います。全部(親から見れば)正解でも必ず減点されていました。

ひらがなテストが数回、終わった時、保護者参観がありました。クラスを見に来ていたお母さんにテストを返したらしく、お母さんの中には子供の点を見せ合ったりしていた人もいたようでした。娘は帰りに寄ったフローズンヨーグルトの店で、自分でもらって来た96点のテストを私に見せて「国語、むずかしい〜。100点じゃなかったんだ...」と言いました。

私は娘に「100点じゃなくていいんだよ。みんなが100点を取るテストはいいテストじゃないの。もしみんなが100点だったら、本当はその子達は200点かもしれないし、300点かもしれない。それにテストが100点だったら、〇〇ちゃん(うちのコの名前)もママもその点しか見ないでしょう? でも96点だったら、どうして4点減っちゃったのかな〜って間違いをよ〜く見るでしょう? だからいいんだよ。」と言いました。

言葉の発達が遅かった娘はポカ〜ンとした顔をしていましたが、ヨーグルトアイスを食べ終わったあと「あ〜、面白かった。」とケタケタ笑いました。「何が面白かったの?」と聞いたら「ママの話」

涙が溢れて、この時から、私は日本語学習者のための漢字教材を作り始めることにしたのでした。教材開発の大規模の助成金がもらえたのもこれがきっかけだったので、この経験は我が家にとってはとても意義のあるものだったと言えます。