そう言えば

あんまりブログでも

扱ってなかったかもしれない・・

 

先日

Twitterが跳ねたんです

 

下矢印下矢印下矢印

 

あっ・・

Twitterフォローも

是非よろしくお願いします

 

かなり反応多かった

 

というのも

他診療科の先生達も

意外と知らない人多そうな感じ

 

そうなんですよ

 

低用量ピル

吐き気や浮腫み、頭痛など

副作用の心配とか

色々される人も多いですが

 

そのほとんどは

マイナートラブルで

 

しばらく内服してたら

症状が軽快したり

 

それでもダメなら

薬を変えて

自分の体に合うものを

探せば良いのですが

 

最も注意しなければならないのは

 

血栓症

なんですね

 

血栓症についての

ざっくりした記事はこちら

下矢印下矢印下矢印

 

人間の血液って

何かがあったら固まる

って仕組みがあるんですよ

 

だってそうしないと

ちょっとした切り傷で

大量出血→命の危機

になってしまいますよね

 

それが、

体の中で起こってしまうのが

血栓症です

 

さらにその塊が

どっかに飛んで詰まるのが

血栓塞栓症

 

血栓症っていうのは

実は何もしてなくても

一定確率で発生します

 

年間、1万人あたり1−5人くらい

これが

低用量ピル内服で

年間、1万人あたり3−9人くらい

に上昇します

 

倍率でいうと

2−3倍で

何やら怖いのですが

 

絶対数で言うと

そこまで高くはない

さらに、

それが命に直結するケースは

極めて少ないわけです

 

ちなみに

妊婦さん

年間1万人あたり5−20人

産後

年間1万人あたり40−65人

 

と、

妊娠関連の方が

正直血栓リスクは高い

のです

 

さて、

この血栓リスク

リスクが重なれば重なるほど

どんどん上昇する性質がある

 

その際たるものが

喫煙

 

さらに

肥満

 

それぞれ

本数が多ければ多いほど

肥満が進めば進むほど

 

血栓リスクは上昇します

 

喫煙は

これまで喫煙歴がある場合

1.6倍のリスク

さらに現在喫煙していて

2.03倍のリスク

 

肥満については

BMI(体重Kg÷身長m÷身長m)

25-29.9で2.4倍リスク

30以上で5.5倍リスク

 

さらに忘れてはいけないのが

年齢

特に45歳を超えると

30歳時の2倍を超えるリスク

 

こんな感じなのです

 

リスクリスクで

気が狂いそう

になりますが

 

要は

なるべくリスクを

重ねないようにしよう

 

って事なのです

 

こちらとしても

40歳

BMI33

喫煙15本/day

 

なんて患者さんに

低用量ピル導入しようなんて

 

とても怖くてできないわけです

(他にもリスク因子は色々あるし)

シンプルに怖い

 

・・・さて

ここまで前置き(笑)

ながっ!

 

本題に戻るのですが

 

手術ってのも

血栓症の大きなリスク

なんですよね

 

手術中は

全身麻酔によって

体が微塵も動かなし

 

経験者はご存知かと思いますが

術後も、痛みと麻酔で

一晩は体を動かしません

 

そんなわけで

血栓症が特に起こりやすい場所

それが病院なのです

 

だから

血栓症予防ガイドライン

ってのが

様々な診療科ごとに決まってるくらい

みんな慎重・・

 

体を動かせない間は

ポンプとかで循環させて

術後は早期離床する

さらに、リスク高い人には

血液をサラサラにする薬を投与

ってのが割と共通していると思う

 

早期離床は

患者さんにとっては

すごい痛いし

体内で色んな臓器を

切ったり貼ったりしてるのに

術後に血液をサラサラになんて

正直出血も怖いのだが

 

血栓症はもっと怖いってこと

 

ちなみに大昔は

術後一週間絶対安静!

なんて方針も

ややあったようですが

 

今では恐ろしすぎて

そんな事は

口が裂けても言えない

 

どんなに痛くても

 

頑張って歩いて!

 

って、多分どこの施設でも言われる

 

 

ちなみにさ

冒頭で紹介したとおり

 

出産前後は

元々血栓リスクが相当高いわけ

 

それに

帝王切開術

ってのが重なると

 

ヤバイわけですよ

 

妊婦健診とかで

体重増えすぎ!

とか

タバコ絶対やめて!

とか口酸っぱく言われますが

 

その理由の一つは

間違いなく血栓症

 

これまでの記事を理解してもらえれば

 

40歳

BMI33

喫煙15本/day

妊娠

緊急帝王切開術

 

とかになったら

産婦人科医は

顔が真っ青なんですよ

 

大学病院でも

夜勤にあたるのは2人くらい

多くても3人

 

仮に術後血栓症なぞ起ころうものなら

対応し切れる自信はないのです

 

ちなみに私

大学病院時代に

術後血栓塞栓症で

目の前で患者さんの心臓が

一度止まりました

(日中なので

奇跡的に救命できた

夜勤なら無理)

 

・・また話が逸れたわ

 

いかんなあ

 

話を戻すと

 

当然

手術+低用量ピル

ってのも

リスクの掛け合わせなので

気をつけましょう

 

と言う話になっているのです

 

しかしこの辺

ビシッとした条件が

中々決めにくい部分でもあります

 

日本では

WHOが定義する

 

大手術及び、術後安静が長期にわたる手術の

前4週間・後2週間は

低用量ピルの内服は禁ずる

 

ってのを運用して

 

さらに

大手術=30分以上の手術

として定義しております

 

正直

低用量ピル単体のリスクは

それほど高い訳ではないため

 

ちょっと厳しい条件かな?

 

なんて個人的には思います

 

今後

もうちょっと詳細な

リスク分けがされるかもしれません

 

しかし現状は

上記のルール

 

病院によっては

ピル内服申告漏れが

判明した場合に

予定手術がされたりしますので

 

低用量ピルユーザー

もしくは

そのお母さん方

 

さらに

医療者の皆様

 

是非是非覚えておいてください

 

なぜこんなに

口酸っぱく言うかというと

 

現在は

若い女性の1割程度しか

低用量ピルを使っていませんが

 

将来的には

もっと増えると思うからです

 

三割くらいになるんじゃないかな?

 

若い女性は

低用量ピルを使っているのが

当たり前の世界

 

になってくると思うので

どうぞよろしくお願いします

 

・・・そして

 

最近困っているのが

 

ネット購入者

とか

特に美容系で多いんだけど

あまり説明されないまま

低用量ピルを使っている人たち

 

あまり

薬を使っている意識が低い

そんな女性も多いっぽくて

 

術前に申告していなかったり

他のリスクをさっぱり無視して

使用を続けたり

 

そんな

不適切使用が

ここ十年で

明らかに増えている気がする

 

そして

もっと増える気がする

 

まあ自己責任なのですが

せめてきちんと情報は

集めて下さい

 

ではでは

 

 

 

 

 

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