前回久しぶりに
婦人科関連の話で

子宮内膜症について
解説しました
http://hama-sush-jp.pro/kyusan0225/entry-12101675239.html

子宮内膜症は

子宮内膜が
子宮内以外に
存在する病気


子宮内膜は
毎月の生理で
子宮外に排出されるのですが

子宮内膜症では
それができないために
卵巣や腹膜で
子宮内膜が増えていき

月経毎に
生理痛や炎症を
引き起こしてしまう


という病気でした

子宮内膜症は
子宮内膜が
存在する場所によって

卵巣膿腫(チョコレート嚢腫)
子宮腺筋症


と診断されたりもしますが

どの疾患も
本質的には同じです


逃げ場が無い子宮内膜により
生理を経るたびに
症状が強くなり

月経困難
排便・性交痛
不妊症


を招いてしまいます

一体どの様な
治療法があるのでしょうか?


と、その前に・・


一口に
治療!
と言っても

その効果を考えると
様々な種類があります


治療方法を選択する際は
一体それが
どんな治療なのか?
をキチンと理解していないと
自分にとってのベスト
が見えてきませんので
注意が必要です

さて、

皆さんが
治療
と言われて
まず頭に思い描くのは

治癒
つまり
根治的な治療
だと思います


子宮内膜症の
根本的な治療は

手術療法となります

悪い部分を
根こそぎ摘出すれば
良いという考え方です


子宮内膜症の
手術療法


・卵巣嚢腫を取る
・子宮を取る
(↑子宮腺筋症の場合)
・お腹の中を洗う
・癒着を剥がす


等の治療を行います

ちなみに
卵巣嚢腫や子宮腺筋症
の場合は異なりますが

腹膜に内膜細胞が
存在するタイプの
子宮内膜症は
本来手術をしないと
確定診断できない事に
なっています


ですので

病院で
子宮内膜症と
診断された!


という話を
よく耳にしますが

手術をしていなければ
あくまでも
子宮内膜症の推定診断
に過ぎないのです

手術をする事の
メリットは
・根治性がある
・お腹を洗う事で炎症が減り
 妊娠しやすくなる
・腹腔内の状況を確認できる


と言った事が挙げられます

ただし
もちろん
デメリットもあります

・再発する事がある
目に見えない子宮内膜細胞があり
取りきれなかった場合
術後新たに子宮内膜が
腹腔内に定着してしまう場合
等で再発する事があります

・手術による合併症
手術は決してリスク0で
行えるわけではありません

特に術後腹腔内に癒着が出来
腸の動きが悪くなったり
卵管が閉塞する事もあります

・卵巣の機能がやや落ちる
卵巣嚢腫を手術する際は
グレープフルーツをイメージします

身の部分が卵巣嚢腫
皮の部分が卵巣実質

 
皮にたくさんの卵子が
まだ眠っています

皮をべりっと剥がして
身を取り出し
残った皮を縫い合わせて
手術終了です

グレープフルーツでは
簡単そうな話ですが

実際は身を取り出す際に
卵巣実質もある程度
ダメージを負ってしまうのです


ということは
高齢で妊娠を望む
場合などでは
眠っている卵子の数も
若い時と比べ
かなり減少してしまうので

例え
子宮内膜症が不妊の
原因となっていたとしても

手術を先行させるべきか否か?

非常に迷うのです
この辺りの判断は
本当にケースバイケースです

この様に
子宮内膜症は
手術ひとつとっても
やるかやらないか?
判断が難しくなりがちです


ただ、
若くて閉経まで
まだ時間が多く
嚢腫サイズが増大傾向だったり
5cm以上の場合は
手術を勧められる事が多いです

さて、
では根治療法以外では
ものがあるでしょうか?

これらの治療は
対症療法と呼ばれ
多くは内服薬を使用します

とりあえず生理痛を抑える!

対症療法の
最も単純な例がこれです

生理に関してはそのままで
とりあえず痛みを
何とかしておきたい!


そんな場合は
もちろん
痛み止め
を使います

市販の痛み止めも
立派な治療ですし

病院で処方するもの
もあります

ちなみに
昔の記事ですが

痛み止めを使うポイント!
⇩⇩
http://hama-sush-jp.pro/kyusan0225/entry-11211193879.html

痛みが来る前に使う!
生理期間だけ使用しても
副作用は大してないので
しっかりと使う!


よく覚えておいてください


さらに
漢方薬を定期的に
内服する事でも
生理痛の改善を望めます


生理痛に良く使う漢方薬
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
加味逍遙散(カミショウヨウサン)
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)



上の3薬剤を組み合わせると
月経困難症の約7割が
コントロール良好になるらしい
by ツムラの薬屋さんの話

本当かな・・?


痛み止めによる治療は
手軽に始められる
利点がある一方
子宮内膜症自体には
何も変化を与えません


子宮内膜症は
生理が続く限り
基本的には増悪しますので

若い女性の
子宮内膜症に対し
痛み止めだけで
何とか凌ぐ


というのは
将来の事を考えると
あまり得策ではありません

表面的な痛みだけ抑えても
いざ妊娠を考えた時に
子宮内膜症が進行してしまっていては
不利益の方が多いのです


逆に

もう少しで閉経だし
何とか痛み止めだけで
凌ぎたい

というケースは
十分に利益が大きいと考えます

では
若い女性で
手術を避けたい方に対しては
一体どうすれば良いのでしょうか?

その答えは

生理をコントロールする

にあります

生理をコントロールする方法は
様々なものがあり
臨床現場でも沢山使われています

次回は
内服薬で
生理をコントロールする方法


についてお話します
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