アラシゴトは、お預け状態が続いてる。
なので、自己満な夏休み日記を。
華麗にスルーしてくださいませ。


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先日、帰省するついでに
何十年ぶりかで(!)
静岡県立美術館を
訪れてきました。

美術館0812

(美術館HPより)

彫刻を配した こんなプロムナードを
ちょっとのぼった小高い丘の先の
静かな一角にある美術館です。


夏の企画展「アニマルワールド」で
若冲の屏風絵が展示されているのを知り
それがどうしても見てみたかったのでした。


「樹花鳥獣図屏風」というんですが。

若冲1
右隻

若冲2
左隻  (企画展画集『アニマルワールド』より)


全景を映そうとすると、こんなになっちゃうんだけど
それぞれが縦約140cm、横350cmほどもある大作です。

よく似た屏風絵がもう一点あり、
カリフォルニアの個人が所有していて
NHKの「若冲ミラクルワールド」では
そちらが紹介されていました。
大野さんは番組内で
それに遭遇したんだったかな……
と思って検索したら↓こんな画像があったので
やっぱり見てるんですね。
これ見て、どんな感想を漏らしたんだったか……。

若冲0812-1
(拾い画)


この絵は俗に「枡目描き」といわれる描法で
描かれています。
全体に1センチ四方くらいの方眼を書き
そのひとつひとつに色を塗っていく、というもの。
単色ではなく、ひと枡ごとに何色かを重ね塗り。
ですので、少し近づいてみると
ひと枡ひと枡、不思議な立体感があります。
まるで小さなモザイクタイルをはめ込んだよう。
そして、主に明度の低めな濃い色合いで
隅々までが賑やかに彩られている。

若冲3


いわゆる「屏風絵」とはもうまるで違う。
感覚がすごくモダンでポップなんです。
驚きました。
とても18世紀の人の発想とは思えなくて。
妙に惹かれて、ずっと見てたら
大野さん、これ好きだろうな~って思えてきた。
このポップな感覚といい、
そんなめんどくさいことを好む(笑)あたりといい。
何百年の時を超えて
アーティストの魂が呼び合うみたいに
惹かれたんじゃないかなって。
ピンときたんだろうな、というか。
全く同じものではないけれど
若冲の実物を見て、そんな風に
勝手な思いをめぐらすのは
とっても心浮き立つひとときでした。




以前Lさんがロケ地巡りの素敵な記事で
ご紹介くださいましたが
ここにはロダン館という別館があって
数十点の彫刻が収められており
有名な「考える人」、そして
「地獄の門」も収蔵しています。
フットボール型の館内は天井が高く
スキップフロアになっていて
建物自体もとても素敵です。


魔王0812-1

こんな顔で見上げている先にある

魔王0812-2

地獄への扉
もうこの人はくぐってしまい、
道連れを待っている。


地獄の門


実際には、陽光がふんだんに注いでいて
おどろおどろしい感じは薄いのですが。
6メートル超もあるこの門
目の前にすると圧巻ですが
その足元の床には
ダンテによる『神曲』地獄篇の翻訳が
何種類か記されていて
地獄の門が
「この門をくぐるものは一切の希望を捨てよ」
と言い放っている。それを読んだら
一切の希望を捨てて、この門をくぐってしまった
成瀬領の 心の闇とか 悲しみとか
この明るさの中でも
やっぱりちらっと脳裏をかすめました。
実際に目で見て感じるものって
確かにあるんだなあ。
子どもみたいな感想だけど。



……当時のプラスアクトミニに
ここでのロケの様子がちょっと
紹介されていて
↓こんなオフショットがあったので
おまけに載せておきます。

魔王0812-4
下のは、地獄の門の試作

魔王


「すごいね」なんて言いながら
写メを撮ったりしてたそうです。
劇中ではジャケットを脱ぐことがあまりなかったような。
なのでこのシャツ姿、ちょっと新鮮。
ああ、やっぱり背中が♡ (笑)





さて、この企画展では
小品ですが、ほかにも
何点か若冲の作品が
展示されています。
お近くの方がいらしたら
屏風絵、お勧めします ^^
9月7日まで開催とのことです。