先週の土曜日5/30、あべのハルカスにある近鉄アート館に、いつもの地元の幼馴染みと観に行った舞台『赤坂檜町テキサスハウス』のことを書きます。

坂本九さんが唄った「上を向いて歩こう」の作詞や浅田飴のCMで、僕らが子供の頃、お馴染みだった永六輔さんの若い頃を主演の伊藤健太郎くんが演じ、晩年(こちらは、みのすけさんが演じておられました)との両面を描いた芝居です。

5/8~24で東京での21公演を終え、 5/28から大阪での公演を開始。昨日31日まで6公演が組まれていて、僕らが観たのは大阪公演の三つ目になります。
 

 

  スタッフ

原作:永六輔、企画:崔洋一、脚本・演出:鄭義信

 

  キャスト

伊藤健太郎、大鶴佐助、福井晶一、酒井大成、小川菜摘、みのすけ

 

この舞台のHPに掲載されているイントロダクションと、あらすじを以下に転載させて頂きます。
 

イントロダクション 

映画監督崔洋一が、最後の作品にと望んだのは「舞台」だった。2022年晩秋、崔洋一は鄭義信に1本の電話をいれた。 「『赤坂檜町テキサスハウス』を舞台化したいので脚本を書いてくれ」。 映画「月はどっちにでている」(1993)から始まり、映画「平成無責任一家 東京 デラックス」(1995)・映画「血と骨」(2004)と、互いをリスペクトしながら共に作品作りを続けてきた二人。

電話をかけた約1か月後、2022年暮れ、崔洋一は逝去した。 崔洋一の意思を受け継ぎ、鄭義信が上演台本・演出を手掛け舞台化する。

 

時代は戦後間もない頃。まだ焼け跡が残る赤坂・乃木坂にあった木造二階建てのアメリカ風アパート、 正式名称「花岡アパート」通称「テキサスハウス」で起きる様々な出来事と、人間模様を描く。「トキワ荘」が漫画家たちの住んでいたアパートなら、「テキサスハウス」はメディア界の人たちが住んでいたアパート。創成期のテレビ界の人たち、出版・映画・舞台関係の人々、女優、モデル、歌手、作家、プロ野球選手…ありと あらゆる業種の人たちが入居しては退居、入れ替わり立ち替わり、昼だか夜だかわからない暮らしをしていた。 1階に3部屋、2階に3部屋、6軒とも顔見知りだったり友達だったり。 写真家で一世を風靡した大竹省二も住人だった。GHQにも顔がきく若手カメラマンとして憧れの的であった大竹を中心に、そこでは色んなおかしな話、おもしろい話、血なまぐさい話、あやしい話がたくさん起きてきた。

 

後年、永六輔が当時の記録を残そうと、「テキサスハウス」の中心人物だった大竹省二に聞き書きをした原作『赤坂檜町テキサスハウス』。その時代とメディアに生きる人たちの熱い 日々を伊藤健太郎が演じる永六輔の目を通して舞台化する。

 

あらすじ 

1960年、赤坂・檜町。

まだ焼け跡残る街に建てられた、木造二階建てのアメリカ風アパート・通称“テキサスハウス”。そこには、若き日の永六輔(伊藤健太郎)を中心に、5歳の時に日本に渡ってきて、俳優として活躍する森山昇(大鶴佐助)、ジャズシンガーで女性にだらしない芦田左千夫(福井晶一)、そして時代を見つめる写真家・大竹省二(大鶴佐助)、ベトナム戦争の脱走兵の金淳雨(酒井大成)ら、さまざまな背景を持つ人々が引き寄せられるように集っていた。

安保闘争、ベ平連…時代の波の中で、六輔たちは時に抗い、時に流されながらも、それぞれの人生を歩いていく。

 

一方、若き永六輔の50年後の永和雄(みのすけ)は、死を目前にして、若き日々の幻覚を見るようになる。長女の多恵(小川菜摘)と、その夫・道明(福井晶一)は和雄に寄り添い、またラジオ番組に復帰できるよう、リハビリに励んでいる。

 

若き永六輔と老人の永和雄の人生が交差し、いくつもの出会いと別れの中で、時にぶつかり、時に愛し、それでも時代は確実に流れていき――。

 

戦後間もない頃、永六輔さんが住んでおられたアパート「テキサスハウス」での思い出を、後年、当時の記録を残そうと「テキサスハウス」の中心人物だったカメラマン大竹省二さんに聞き書きをした『赤坂檜町テキサスハウス』が原作。この原作は、今は絶版になっているようですが、映画監督の崔洋一さんが脚本家の鄭義信さんに舞台化の脚本を依頼。依頼の約1か月後、崔洋一さんは逝去されましたが 崔洋一さんの意思を受け継ぎ、鄭義信さんが上演台本・演出を手掛け舞台化された作品とのことです。
そして、その作品は永六輔さんの『赤坂檜町テキサスハウス』に加え、永さんの著作、永さんの娘さんの著作、大竹さんの著作などを参考にフィクションとして作られた物語で、あらすじの青字にした部分のように「安保闘争、ベ平連…時代の波の中で、六輔たちは時に抗い、時に流されながらも、それぞれの人生を歩いていく。」姿と「50年後の永和雄の人生が交差し、いくつもの出会いと別れの中で、時にぶつかり、時に愛し、それでも時代は確実に流れていく」姿が描かれていました。
 
キャストは上記の6名のみ。
主演の伊藤健太郎くんと晩年を演じた、みのすけさん以外は、大鶴さん・福井さん・小川さんが2役、酒井さんが3役を演じておられました。
内容は、勿論、僕ら世代よりも上の方の話ですが、「そんな時代やったんや」とノスタルジックな感じで見られたし、坂本九さんの話題なんかも出てきて充分理解できるものでした。
笑いもあるけど、切なさもあって、とてもいいストーリーでしたグッ
この芝居は、幼馴染みが伊藤健太郎くんのファンで行こうと誘われて、僕としては「まぁ、いっとくか」という感じだったんですが、正直、期待以上音譜
先月の初めに見た、巷では評判のいい三谷幸喜さん脚本のミュージカル「新宿発8時15分」より、よっぽど面白かったねと幼馴染とも意見が一致しました。
役者では、伊藤健太郎くんは勿論のこと、大鶴佐助さん、福井晶一さんも舞台で活躍されている俳優さんらしい演技でコミカルだったりシリアスだったりメリハリもバッチリチョキ
全318席の小さなホールで、マイクなしでも台詞がしっかり聞こえました。
浜ちゃんの奥さんでタレントとしての認識だけで、芝居をするとは知らなかった小川菜摘さんも、台詞覚えも演技もグッドOK
みのすけさんは味があったし、酒井さんも熱演でした。
事前の人気という点では、地味だったのかもしれませんが、大満足の作品。
少人数による芝居を堪能しました拍手

 

開演12時、休憩なし、終演14時。

若干の当日券が出たようですが、ほぼ満席には見えました。

大阪公演の開始前から千穐楽までの関連Xのリンクを貼っておきます。