今週の日曜日16日に、シンフォニーホールに聴きに行った、大阪交響楽団 第277回 定期演奏会「 オペラ・演奏会形式シリーズ Vol.3 “運命の力” 」のことを書きます。

僕としては、あまり馴染みのない大阪交響楽団ですが、年に一度、定期演奏会で演奏会形式のオペラを上演するとの情報を知り、観たくなって単発購入したものです。

今回の演目は、ヴェルディの「運命の力」。僕は一度も観たことがなくタイトルしか知らない作品でした。

 

キャスト 

ドンナ・レオノーラ(侯爵の娘)/並河 寿美(ソプラノ)

ドン・アルヴァーロ(騎士)/笛田 博昭(テノール)

ドン・カルロ・ディ・ヴァルガス(侯爵の息子)/青山 貴(バリトン)

プレツィオジッラ(ジプシー[ロマ]の若く美しい娘)/山下 裕賀(メゾソプラノ)

カラトラーヴァ侯爵/松森 治(バス)

グァルディアーノ神父(修道院長)/片桐 直樹(バス)

フラ・メリトーネ(下働きの修道士)/晴 雅彦(バリトン)

クーラ(レオノーラの侍女)/水野 智絵(ソプラノ)

村長/湯浅 貴斗(バス)

トラブーコ(商人)/水口 健次(テノール)

スペインの軍医/西尾 岳史(バリトン)

 

スタッフ 

指揮/柴田 真郁(ミュージックパートナー)

管弦楽:大阪交響楽団

合唱/大阪響コーラス

合唱指揮/中村 貴志

 

 

プログラム 

ヴェルディ:歌劇「運命の力」全4幕

演奏会形式 原語(イタリア語)上演 [日本語字幕付き]

 

オペラの記事を書く際によく引用させて頂いているサイト「わかる!オペラ情報館」で、この作品のあらすじが以下のように掲載されているので、転載させて頂きます。

 

あらすじ 

【時と場所】 

18世紀中頃、スペインのセヴィリャとイタリアのヴェッレトリ

 

【登場人物】

レオノーラ(S): カラトラーヴァ侯爵の娘

ドン・アルヴァーロ(T): レオノーラの恋人

ドン・カルロ(Br): レオノーラの兄

カラトラーヴァ侯爵(Bs): レオノーラの父

グァルディアーノ神父(Bs): 修道院の僧院長

ほか

 

【第1幕】

時は18世紀中頃、舞台はスペインのセヴィリャ。カラトラーヴァ侯爵の娘レオノーラは恋人ドン・アルヴァーロと駆け落ちをしようとしています。アルヴァーロはスペインに滅ぼされたインカの血を引く者で、カトリック信仰を守る由緒正しき侯爵の家柄にそぐわず、結婚に反対されていたのです。しかし、二人で家を出ようとしたとき、父・侯爵に見つかってしまいます。アルヴァーロは無抵抗を示すために、持っていたピストルを床に投げ出すと、その衝撃で弾が暴発して侯爵に当たってしまい、侯爵は息絶えます。二人は、運命におののきながらその場を逃げ出したのでした

 

【第2幕】

逃走中にはぐれてしまった二人は、お互いに死んだものと思っていました。レオノーラの兄ドン・カルロは、父を殺した二人に復讐するため、二人を捜しています。その兄に見つかりそうになりながらもレオノーラは修道院に辿り着きます。彼女はそこでグァルディアーノ神父に真実を話し、修道院裏の洞窟で世を捨てて生きる道を選びます。

 

【第3幕】

舞台は変わってイタリアのある戦場。レオノーラの死を信じたアルヴァーロは偽名を使って士官となり戦場で戦っていました。同じくカルロも偽名を使い士官となっていて、二人は偶然にも出会い、お互い正体を知らずに友情を誓う間柄となっていました。

あるときアルヴァーロは戦場で重傷を負ってしまいます。彼はカルロに「自分が死んだらこれを焼き捨ててほしい」と小箱を渡します。何かを感じたカルロがその小箱の中を開けてしまうと、そこにはレオノーラの肖像画が入っていました。親友と思っていた彼が、実は捜していた敵だったのです。

 

【第4幕】

決闘を望むカルロに対し、アルヴァーロは修道院に身を隠していました。5年後、居場所を突き止めたカルロが修道院に現れます。そして、決闘に勝利したのはアルヴァーロの方でした。

アルヴァーロは洞窟の隠者にカルロの最期を見届けてもらおうと洞窟に入ります。なんとそこにいたのはレオノーラ。しかし、二人が再会を喜んだのも束の間でした。最後の力を振り絞ったカルロが、近づいたレオノーラを剣で刺したのです。

絶望するアルヴァーロ。レオノーラは、そこに駆けつけた神父に見守られながら、静かに息を引き取ったのでした。

 

開演15分前の14時45分から合唱指導の中村貴志さんからプレトークがありました。

フライヤーには、指揮の柴田真郁さんからと掲載されていましたが、大変重い作品を上演するにあたり、演奏前に集中を高めておきたいとの理由から中村さんに交代になったとのこと。

作曲者のヴェルディのこと、作品のことなどを解説頂きました。「運命の力」全曲演奏と言うのは、余り機会がないらしく、関西での上演は40年ぶりとのことで、貴重な公演であることがわかりましたウインク

 

最初の序曲から、柴田さんの熱い指揮に導かれてオケの鳴りも良かったですOK

そして、レオノーラ役の並河寿美さん、アルヴァーロ役の笛田博昭さんのホール中に響く歌唱が凄いびっくり

初めて観る作品でしたが、プログラム冊子に記載されているあらすじにざっと目を通しておいたのと、あまりややこしい話ではないので、演奏会形式でも充分ストーリーにもついていけて楽しめました。

上記のあらすじに示すように、主要な人物はレオノーラ、アルヴァーロと青山貴さんが演じたカルロ。

青山さんの歌唱も素晴らしかったです。

脇を固めた共演陣も皆さん、びわ湖ホールや兵庫芸文センターのオペラ等でお馴染みの方々で安定の歌声びっくりマーク

また、笛田さんに至っては、演奏会形式ながら、上着を脱いだり、ちょっとした仕草を付けた演技も交えての熱演でしたメラメラ

 
第1幕25分、第2幕50分と前半だけでも長丁場(オペラならよくあることですが)、休憩20分のところがお客様多数で収まらず少し延長、後半も第3幕50分、第4幕35分とたっぷり楽しめました拍手
 
開演15時過ぎ、休憩20分強を挟み、終演18時45分。
補助椅子もでる満席で当日券なし。
音楽評論家の東条碩夫先生も東京からお越しになったようで、会場でお見受けしました。
やっぱり、注目の公演だったということだと思いますチョキ
 
以下、リハから終演までの楽団のXを貼っておきます。