昨日は、地元の幼馴染みと一緒に「セールスマンの死」という芝居をロームシアター京都で観てきました。
アメリカの劇作家アーサー・ミラーという人が書いた戯曲で1949年に初演され、トニー賞、ニューヨーク劇評家賞、ピューリッツア賞を受賞した近代演劇の金字塔となる作品だそうです。
「だそうです」と書いたのは、僕はタイトルさえ知らない作品だったから。
じゃ、なぜ、観ることにしたかと言うと、キャストの豪華さに惹かれたミーハーな気持ちからです![]()
東京・松本・京都・豊橋・兵庫・北九州と全国6か所のツアーで京都は3番目。
昨日と今日の3公演。僕らが見たのは、最初の公演でした。
芝居の公式HPがあって以下のように紹介されているので、転載させて頂きます。
概要
作:アーサー・ミラー
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ
出演:段田安則 鈴木保奈美 福士誠治 林遣都/前原滉 山岸門人 町田マリー 皆本麻帆 安宅陽子/鶴見辰吾 高橋克実
スタッフ
美術・衣裳:グレイス・スマート
音楽:かみむら周平 照明:佐藤啓 音響:井上正弘 ヘアメイク:佐藤裕子 衣裳助手:阿部朱美 美術助手:岩本三玲 演出助手:陶山浩乃 通訳:時田曜子 舞台監督:津江健太
プロデューサー:佐藤玄 制作協力:伊藤達哉 製作:川瀬賢二
宣伝:る・ひまわり 宣伝美術:榎本太郎 宣伝写真:森崎恵美子 宣伝写真スタイリスト:森保夫 宣伝写真ヘアメク:CHIHIRO、福沢京子(鈴木保奈美)
後援:ブリティッシュ・カウンシル
制作協力:ゴーチ・ブラザーズ 企画製作:株式会社パルコ
世界中の名優が演じ続けてきたアーサー・ミラーの代表作『セールスマンの死』
舞台に映像に充実した活動を続けゆるぎないポジションを築き上げた段田安則
65歳を迎える節目の年に更なる飛躍を求め、いよいよ演劇界の金字塔に挑む!
過酷な競争社会、若者の挫折、家庭の崩壊を描き、トニー賞、ニューヨーク劇評家賞、ピューリッツア賞を受賞した近代演劇の金字塔となる『セールスマンの死』。数々の名優によって演じられてきた今作の主人公ウィリーを演じるのは舞台のみならずテレビ・映画の世界で、変幻自在に活躍、日本を代表する俳優となった段田安則。65歳の節目に、満を持してウィリー・ローマン役に挑みます。
主演の段田との共演を望んで、豪華なキャスト陣が集まりました。ウィリーを支える妻リンダ役にはテレビドラマをはじめ幅広く活躍し輝き続け、本格的舞台への出演は25年ぶり2回目となる鈴木保奈美。長男ビフには、テレビドラマでの繊細な演技から、歌舞伎・ミュージカルなど幅広く活躍する福士誠治。次男ハッピーには、映画・テレビドラマはもちろん、近年は舞台での活躍も目覚ましい林遣都。友人のチャーリーには、映像から舞台まで、充実した活動を続ける鶴見辰吾。そして幻想の中に登場する兄ベンにテレビドラマ・舞台・ナレーションと多岐にわたり躍進を続ける高橋克実。さらに前原滉、山岸門人、町田マリー、皆本麻帆、安宅陽子らテレビドラマや映画、舞台で活躍する豪華俳優陣が集結。
そして今回、演出家には英国有数の劇場で数々の演出作を手がけ、本作と同じくアーサー・ミラーの『プライス(対価)』が評判となり、日本では2020年にサイモン・スティーヴンスの新作戯曲『FORTUNE』のワールド・プレミアを開けたショーン・ホームズが担当。日本でセンセーショナルな演出が記憶に新しいショーンと共に、新進気鋭の女性美術・衣裳デザイナー、グレイス・スマートが、新たに作り上げる劇世界となっております。
世界が未曽有の感染症と格闘する中、70年前に書かれた作品ながら、社会の偏向が生んだ怒れる弱者であるウィリー・ローマンとその家族、友人の姿が、大きな共感と共に観客の胸を打つ本作品を是非劇場にてお楽しみください!
■ウィリー・ローマン(63歳。かつては敏腕のセールスマンだった) ・・・ 段田安則
■リンダ (ウィリーの妻) ・・・ 鈴木保奈美
■ビフ (ウィリーの長男) ・・・ 福士誠治
■ハッピー (ウィリーの次男) ・・・ 林遣都
■バーナード (ビフの友人。弁護士) ・・・ 前原滉
■ハワード・ワグナー(ウィリーの上司)■スタンリー(バーのウェイター)・・・ 山岸門人
■女 (ウィリーの顧客) ・・・ 町田マリー
■ミス・フォーサイス(ハッピーの女友達) ・・・ 皆本麻帆
■レッタ(ミス・フォーサイスの友人) ・・・ 安宅陽子
■チャーリー(ウィリーの友人。バーナードの父) ・・・ 鶴見辰吾
■伯父ベン(ウィリーの兄) ・・・ 高橋克実
▼ストーリー
舞台は1950年代前後のアメリカ、ニューヨーク。かつて敏腕セールスマンとして鳴らしたウィリー・ローマンも、もう63歳。
得意先も次々と引退する中、思うようにセールスの成績も上がらない。かつてのような精彩を欠き、二世の社長からは厄介者として扱われている。それでも地方へのセールスの旅を終え、いつもの通り帰宅する。
妻のリンダは夫のウィリーを尊敬し献身的に支えているが、30歳を過ぎても自立出来ない2人の息子達とは過去のある事件により微妙な関係だ。息子たちへの不満と不安もウィリーの心をつぶす。
セールスマンこそが夢を叶えるにふさわしい仕事だと信じてきたウィリーだが、ブルックリンの一戸建て、愛しい妻、自分を尊敬する自慢の息子、一度は手にしたと思った夢はもろくも崩れ始め、全てに行き詰まったウィリーは、家族のため、そして自分のために、ある決断を下す・・・・・
公式HPの概要に書かれている「過酷な競争社会、若者の挫折、家庭の崩壊を描き」というのが全ての芝居でした。
明るく面白い話ではなく、悲劇なので、かなり暗い内容![]()
僕はオペラの悲劇には幾分慣れているものの、芝居だと結構きつくて、見終えた後も、感動より、どんよりしました。
でも、そういうストーリーが70年以上前の1949年に書かれていて今も見ている人に訴える内容になっていること、その原作を演じて観客をその世界に引き込む芝居をするキャストの皆さんは、やっぱり凄い![]()
TVとは違う迫力があったし、台詞を全部覚えて、噛まずにしゃべり切る芝居を珠に観るのはいいなと改めて思いました![]()
そして、豪華なキャストを、生で観れて良かったです![]()
主要キャストの中では、長男役の福士誠治さんって、どんな人やったっけ?と観る前は思い出せませんでしたが、「のだめカンタービレ」のクラリネット奏者・黒木くんだったり、「青天を衝け」で井上馨を演じていた人で、今回は段田さんとの迫真のやりとりが光っていました。
まだ、3箇所の公演が残っているので、ストーリーのネタバレになるようなことは書きませんが、PARCO STAGEというチャンネルで既に公開されているダイジェスト動画のリンクを貼っておきます。
