昨日は、来月、兵庫芸文で公演されるレナード・バーンスタイン作曲のミュージカル「オン・ザ・タウン」プレレクチャー3回目、最終回を受講してきました。
今回の講師は、演出家の田尾下哲さん。
レジメによるとミヒャエル・ハンペに演出を学んだとのこと。
ハンペは、びわ湖ホールで開催されるオペラ、ワーグナーの指輪を3年間ずっと演出していて来年の神々の黄昏も決まっています。
比較的原作に忠実な演出をすると定評があり、見やすいので、僕も好きです。
その人に師事したという田尾下さんなので、話を聞くのが楽しみになりました。
「ダンスはどこから生まれるの?-ミュージカルオペラの身体性」というタイトルで、いかにして音楽から身体表現が生まれるのか?ミュージカルとオペラの違いと共通点などについて、動画を交えながら解説頂きました。
音楽劇における身体性として、世界最古の音楽劇映像やそこからの進化を面白く語られ、チャップリンの「独裁者」でのハンガリー舞曲に合わせた髭剃りや、イリ・キリアンの「フィガロの結婚」序曲に合わせたコメディ映像による具体的な紹介もありました。
その後、ウエストサイドストーリーの振付けのすごさ、素晴らしさがやはり映画で話された後、「オン・ザ・タウン」の映画化作品「踊る大紐育」を用いて、そのダンスシーンなど、見どころ紹介があり、最後に一昨日届いたという、来月公演のイギリスでのリハ風景までとても楽しい講演でした。
最近は、ミュージカルでもオペラでも動けない歌手は演出家目線でいうと、起用できないらしく、歌100点、踊り・芝居60点の人と、歌も踊り・芝居も80点の人なら、後者を自分なら選ぶと言われていて、今の歌手の方はいろんな能力を要求されて大変であることがわかりました。
来月の公演は、それらの能力についてオーディションを合格した方々によるものなので、きっといい作品になると思われ、今から楽しみになってきました。
紹介があった、チャップリンとイリ・キリアンの動画、結構面白いのですが、Youtubeにあったので貼っておきます。


